i-Reporter(アイレポーター)の評判は?機能・料金・導入事例まとめ

引用元:i-Reporter公式サイト

i-Reporterは、Excelや紙で運用している現場帳票を、そのまま電子化できる現場帳票システムです。

点検表、日報、検査記録、工事帳票などをタブレット入力に置き換えられ、写真添付、数値入力、バーコード読取、サイン、承認フローなどにも対応しています。

既存のExcel帳票を取り込んで帳票レイアウトを作成できる点や、入力後のデータをCSV・PDF・Excel形式で出力できる点が特徴で、製造業、建設業、保守・点検業務など、帳票運用が多い現場で導入されています。

本記事では、i-Reporterの機能、導入事例、評判をもとに、どのような業務・企業に向いている製品なのかを整理して解説します。

目次

i-Reporter(アイレポーター)とは

i-Reporter(アイレポーター)とは
引用元:i-Reporter公式サイト

i-Reporter(アイレポーター)は、株式会社シムトップスが提供する現場帳票システムです。

点検表、日報、検査記録、工事帳票などを電子化でき、写真添付、数値入力、バーコード読取、承認フロー、Excel出力などに対応しています。

既存のExcel帳票を取り込んで帳票レイアウトを作成できる点が特徴で、製造業、建設業、設備保守など、現場帳票の運用が多い業務で導入されています。

また、富士キメラ総研の「現場帳票ペーパーレス化ソリューション」分野では、2024年度ベンダーシェア数量で46.5%を獲得しています。出典:富士キメラ総研 2026年2月17日発刊 業種別IT投資動向/DX市場の将来展望 2026年版)

現場では、図面や写真、帳票データなどをタブレット端末上で確認しながら入力でき、オフライン環境での利用にも対応しています。

i-Reporterの基本情報・スペック

対象規模(目安)5名〜数千名規模
対象工種全工種(建築・設備・電気・土木・リフォーム など)
提供形態クラウド型(SaaS) / オンプレミス型(サブスクリプション版・パッケージ版)
対応端末・OSPC(Windows / Mac)、スマートフォン(iOS / Android)、タブレット
サポート体制電話 / メール / チャット / ヘルプセンター / 導入・活用支援パートナー制度あり

運営元『株式会社シムトップス』について

i-Reporterの運営を手掛けている「株式会社シムトップス」の詳細は、次の通りです。

会社名株式会社シムトップス
所在地〒141-0021東京都品川区上大崎2-25-2 新目黒東急ビル10階
代表者代表取締役 CEO 水野 貴司
設立1991年10月1日
資本金1,600万円
事業内容タブレットによるペーパーレス現場帳票 記録・報告・閲覧ソリューションConMas i-Reporter の開発・販売BOPプロセスエディタ MPPCreator の開発・販売生産管理関連ソフトウェアの開発・販売エンジニアリング関連ソフトウェアの開発・販売 など
HPhttps://cimtops.com/

i-Reporterの評判・導入事例

i-ReporterのApp Storeにおけるレビュースコアは、5段階評価で「2.9」(2026年5月現在)です。中小企業を中心に導入実績があり、数千名以上の現場での導入もあるため評判や導入事例は気になるところです。

実際のレビュー内容と導入事例をもとに、i-Reporterが高く評価されているポイント、不満が出やすいポイントを整理して紹介していきます。

スラスラ書けて面白いアプリです。
ただ、メールで「専用フォーマットで送信」として送られてきたファイル(xxx.con)を「CONMAS i-Reporterで開く」とすると、『Conmasでは読み込めないXMLファイルです』と言うメッセージが表示されます。

引用元:App Store

アプリで作成済みの帳票を開こうとするとクラッシュする。同じ帳票をwindows版のアプリで開いてもクラッシュしないのでiOSのみの現象と思われる。メーカーに報告して3ヶ月経つが改善が見られない。

引用元:App Store

以前はフォトライブラリ内に撮影時間順に写真が並んでいたものがiOSバージョンアップの影響かシャッフルされていて写真帳票を作成する際にとてもまとめてずらいです

引用元:App Store
現場TECH編集部

App Store上では、図面や写真への書き込み機能を評価する声がある一方、iOSアップデート後の挙動変化や、一部帳票でのクラッシュに関する口コミも見られました。
特に写真帳票を多く扱う運用では、端末OSやアプリバージョンによる操作性の変化を確認しながら運用する必要がありそうです。
また、同一帳票でもWindows版では問題なく動作したというレビューもあり、利用端末や運用環境によって使用感が異なるケースも見られます。

導入事例①:株式会社竹中工務店

項目内容
会社名株式会社竹中工務店
工種総合建設業
規模従業員7,000名以上
導入前の課題検査資料作成において、現場で手書き記録→写真撮影→事務所でExcel入力・写真貼付という工程が必要で、作業負荷が大きく時間を要する状態/必要な情報の検索・参照も即時に行えない構成
導入の決め手検査業務の効率化および帳票の標準化を目的に導入/タブレット上で入力・写真記録・帳票反映までを一体で扱える構成を踏まえて選定
導入後の効果現場で入力・写真記録を完結し、そのまま帳票に反映される運用に変更/検査資料作成の工数が約3割削減/クラウド上で本部と情報共有が可能な状態
サポート・運用iPadを活用し現場入力を標準化/未経験者でも扱える帳票設計により、作業所間での運用差を抑える形で展開
要点
  • 手書き→転記→資料化という分断された業務プロセスを一体化
  • 現場入力と帳票生成を同一環境で行う現場完結型の運用
  • クラウド共有により現場〜本部間の情報連携を前提とした構成
現場TECH編集部

手書き記録→写真整理→Excel転記→報告書作成という分断された工程を、現場入力ベースへ置き換えた事例です。
現場で入力した内容と写真をそのまま帳票へ反映する運用へ移行しており、検査資料作成工数の削減や、現場〜本部間での情報共有を前提とした構成が見られます。
また、既存のExcel帳票を活用しながら入力フローを整理している点から、従来の帳票運用を残しつつ電子化を進めたいケースで参考にしやすい事例です。

▶︎詳細を見る(導入前の課題/決め手/効果)

導入前の課題

現場での検査記録を手書きで作成し、その後写真撮影・Excel入力・資料作成を行う流れとなっており、作業工程が分断されていた。

写真の貼付や帳票作成を事務所で行う必要があり、現場作業と事務作業が分離していた。必要な情報の検索・参照が即時に行えず、過去データの活用に手間がかかる状態が続いていた。

i-Reporterを選んだ理由

既存の帳票フォーマット(Excel)を活用しながら電子化できる点を踏まえて導入を検討し、検査業務の効率化および帳票の標準化を目的として選定。

導入後の変化・効果

現場で入力・写真記録を完結し、そのまま帳票に反映される運用へ移行した。結果、手書き→転記→資料化という工程が削減され、検査資料作成の工数が約3割に減った。 クラウド上でデータ共有が可能となり、現場と本部間で情報を参照できる状態に変化した。

引用元:「建築施設の膨大な検査対応をクラウド管理できる体制に改善。残業の削減や属人化防止に寄与

導入事例②:KDDIアジアパシフィック ドバイ支店

項目内容
会社名KDDIアジアパシフィック
工種建設・通信インフラ(海外公共事業)
規模複数拠点・数百現場を管理するプロジェクト
導入前の課題デジカメで撮影→PC取り込み→Excel報告書作成という工程で、報告書作成に約1日を要する状態/記入漏れが発生するたびに再調査が必要/現場情報の把握や共有に時間がかかる構成
導入の決め手タブレット上で写真撮影・入力・報告を一体で行える構成/既存帳票を活用しながらデジタル化できる点/クラウドで遠隔地から現場状況を確認できる仕組み
導入後の効果現場で入力・報告が完結し、報告書作成時間を大幅短縮/記入漏れや再確認対応が減少/複数現場の状況を遠隔から把握可能な運用へ移行
サポート・運用作業手順を細分化し、各工程でチェック・写真記録を実施/帳票と権限設定により作業手順を標準化/遠隔からの管理・確認を前提とした運用
要点
  • 写真撮影→帳票作成の分断されていた業務を、現場で完結する一体型プロセスに統合
  • 作業手順を帳票化し、チェック+写真で業務の標準化と品質担保を実現する構成
  • クラウド共有により、複数現場を遠隔から管理する運用へ移行
現場TECH編集部

写真撮影、報告書作成、現場確認が分断されていた運用を、タブレット入力を中心とした現場完結型へ移行した事例です。
入力時のチェック機能や写真記録を組み合わせることで、報告業務と作業手順を同一フローで管理している点が特徴として見られます。
また、クラウド共有を前提に、遠隔地から複数現場の状況を確認する運用へ移行していることから、拠点数や管理対象が多い現場での運用イメージとして参考にしやすい事例です。

▶︎詳細を見る(導入前の課題/決め手/効果)

導入前の課題

現場で撮影した写真をデジカメからPCへ取り込み、Excelで報告書を作成する工程となっており、作業が分断されていた。 報告書作成に1日程度を要し、作業負荷が大きい状態が続いていた。

記入漏れや不備が発生した場合、現場の再確認が必要となり手戻りが発生。 複数現場の進捗や状況をリアルタイムで把握しづらい状況が続いていた。

i-Reporterを選んだ理由

タブレット上で写真撮影・入力・報告書作成を一体で行える設計かつ、既存の帳票フォーマットを活用しながらデジタル化できる点を評価した。クラウド上で情報を共有し、遠隔から現場状況を確認できる仕組みだったから。

導入後の変化・効果

現場で入力から報告まで完結する運用へ移行し、報告書作成時間が短縮された。入力時のチェック機能により記入漏れが減少し、再確認の手間が軽減した。

クラウド上で複数現場の情報を共有し、遠隔から進捗を把握できる状態に変化した。

引用元:業務手順の標準化事例

評判・口コミから分かるi-Reporterが向いている会社・向いていない会社

導入事例や口コミを見ると、i-Reporterは「現場帳票の電子化」を中心に運用したい企業で導入されている傾向があります。

一方で、工程管理やチャットなど、施工管理全体を一つのツールでまとめたい場合は、他製品との比較が必要になりそうです。

i-Reporterが向いている会社

紙・Excel帳票をそのまま電子化したい会社

i-Reporterは、既存のExcel帳票を取り込みながら運用できる構成となっており、帳票レイアウトを大きく変えずに電子化を進めたいケースで導入されています。
点検表、検査記録、日報、工事帳票など、紙・Excel運用が残っている業務と相性をイメージしやすい製品です。


現場で入力・報告まで完結させたい会社

現場で入力した内容や写真を、そのまま帳票へ反映できる構成となっており、手書き→転記→報告書作成という分断された業務フローの見直し用途で導入事例が見られます。


複数現場・複数拠点の情報を集約したい会社

クラウド上で帳票データを管理できるため、遠隔から現場状況を確認したいケースや、複数拠点の情報を横断的に管理したいケースでも導入されています。

i-Reporterをおすすめしにくい企業

工程管理・チャットを中心に運用したい会社

i-Reporterは帳票入力・記録業務を中心とした製品です。
工程表、タスク管理、チャット、協力会社とのコミュニケーションなどを中心に運用したい場合は、施工管理アプリ系製品との比較が必要になります。


業務フロー全体をゼロベースで再設計したい会社

既存帳票を活かしながら電子化する構成のため、従来運用を残しつつ移行したいケースと相性があります。
一方で、帳票運用そのものを廃止し、業務フロー全体を再設計したいケースでは、別方向のシステムが比較対象になる可能性があります。


リアルタイムコミュニケーションを重視する会社

リアルタイムチャットや常時連絡を主軸としたツールではないため、現場間コミュニケーションを中心に運用したい場合は、別ツールとの役割分担が前提になりやすい構成です。

現場TECH編集部

i-Reporterは、施工管理全体をまとめるアプリというより、現場帳票の入力・記録・帳票化をデジタル化する方向に強みが見られる製品です。
特に、紙やExcelで運用している点検表・検査記録・日報などを残したまま電子化したいケースでは、導入イメージを持ちやすい製品といえます。

i-Reporter(アイレポーター)の機能・できること

i-Reporterは、紙やExcelで運用している現場帳票を電子化するためのシステムです。

主な機能は以下の4つです。

  • 帳票の作成・入力
  • 帳票の設計(雛形作成)
  • 帳票データの管理
  • 外部システム連携

ここでは、それぞれの機能を整理して紹介します。

1.帳票の作成・入力

i-Reporter帳票画面
引用元:i-Reporter公式

i-Reporterでは、点検表、日報、検査記録、工事帳票などをタブレット上で入力できます。

写真添付、バーコード読取、数値入力、チェック項目、手書きサインなどに対応しており、現場で入力した内容をそのまま帳票データとして保存できます。

また、オフライン入力にも対応しているため、ネットワークが不安定な現場でも利用できます。

主な入力機能
  • 写真撮影・貼付
  • バーコード/QRコード読取
  • 数値入力
  • チェック入力
  • 手書きサイン
  • 音声録音
  • Excel関数による自動計算

手書き→写真整理→Excel転記→報告書作成といった分断された業務を、現場入力ベースへまとめたいケースで導入事例が見られます。

2.帳票の設計(雛形作成)

i-Reporter雛形設計
引用元:i-Reporter公式

i-Reporterは、既存のExcel帳票を取り込みながら帳票を作成できます。

そのため、現在使っている帳票レイアウトを大きく変えずに電子化しやすい点が特徴です。

また、ノーコードで帳票を編集でき、入力順、必須項目、計算式なども画面上で設定できます。

できること
  • Excel帳票の取り込み
  • PDF・画像帳票の取り込み
  • 入力順設定
  • 必須項目設定
  • Excel関数設定
  • 帳票レイアウト編集

3.帳票の管理

i-Reporter帳票管理画面
引用元:i-Reporter公式

入力された帳票データはクラウド上で管理できます。

帳票の検索、承認、CSV出力、PDF出力などに対応しており、複数現場のデータをまとめて扱える構成です。

また、修正履歴管理や権限設定など、現場帳票運用向けの管理機能も搭載されています。

主な管理機能
  • 帳票検索
  • CSV/Excel/PDF出力
  • 承認フロー
  • 修正履歴管理
  • ラベル分類
  • スケジュール管理
  • 権限管理

4.他システムとの連携

i-Reporter他システムとの連携
引用元:i-Reporter公式

i-Reporterは、ERPや基幹システム、IoT機器などとのデータ連携にも対応しています。

帳票入力後のデータをCSVやExcelで自動出力できるほか、APIを利用したシステム連携も可能です。

主な連携機能
  • CSV出力
  • Excel出力
  • PDF出力
  • Web API連携
  • IoT機器連携
  • 外部DB連携

主な連携機能

現場TECH編集部

現場入力したデータを、そのまま集計・分析・基幹システムへ連携したいケースで利用されています。
一方で、API連携や高度な自動化を行う場合は、システム開発やIT部門との連携が必要になるケースもあります。

i-Reporter(アイレポーター)の費用・料金

i-Reporterは、以下3つの提供形態があります。

  • クラウド版
  • オンプレミス サブスクリプション版
  • オンプレミス パッケージ版

料金体系や運用方法が異なるため、自社の管理体制に合わせて選ぶ必要があります。

項目①クラウド版②オンプレミス サブスク版③オンプレミス パッケージ版
初期費用55,000円なし1,066,000円〜
月額料金(5ID)42,000円〜37,500円〜
年額料金(5ID)462,000円〜427,500円〜保守159,900円〜
サーバー管理シムトップス自社自社
アップデート自動任意任意
最小ユーザー数5ユーザー5ユーザー5ユーザー
※価格は税抜。
※2026年5月調査時点の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

各プランの特徴と選び方

サーバー管理をシムトップス側で行うプランです。

自社でサーバーを管理せずに利用できるため、まずはスモールスタートしたい場合や、運用負荷を抑えたいケースで選択肢になりやすい構成です。

アップデートも自動反映されます。

→まずは導入しやすさを重視したい企業向け

i-Reporter(アイレポーター)導入の流れ

i-Reporter導入の流れは、下記の通りです。

STEP
問い合わせ・資料請求
  • 公式サイトから問い合わせ・資料請求を実施
  • 製品概要や機能資料を確認/検討を開始
STEP
ヒアリング・デモ
  • 担当者による製品説明・デモンストレーションを実施
  • 現在の帳票運用や業務フローをヒアリング
  • デジタル化対象となる帳票・業務範囲を整理
STEP
帳票設計・検証
  • 既存のExcel帳票をもとに、i-Reporter用の帳票を作成
  • 入力方法や運用フローを検証
  • 必要に応じて帳票レイアウトや入力項目を調整
STEP
見積提示・契約
  • 利用ユーザー数・構成に応じた見積提示
  • 契約条件(クラウド/オンプレ、ライセンス数など)を確定
STEP
環境構築・初期設定
  • システム環境の構築(クラウドまたはオンプレミス)
  • アカウント発行・権限設定
  • 帳票テンプレートの登録
STEP
操作教育・運用準備
  • 管理者・現場担当者向けの操作説明
  • 入力ルールや運用手順の整理
  • 実運用を想定した最終確認
STEP
運用開始・定着支援
  • 現場での本格運用を開始
  • 利用状況に応じて帳票や設定を調整
  • サポートを受けながら運用を定着

i-Reporterを導入する際は、事前に製品説明や操作講習会を受けてからの契約がベストです。

製品の特徴や操作感を試せるので、契約前に受講しておくことをおすすめします。

まとめ

i-Reporterは、紙やExcelで運用している現場帳票を電子化する現場帳票システムです。

既存帳票を活かしながら運用できる点や、現場入力〜帳票作成〜データ管理までを一体で扱える構成が特徴で、製造業、建設業、設備点検など、帳票運用が多い現場で導入事例が見られます。

  • 紙・Excel帳票を残したまま電子化したい
  • 手書き→転記→報告書作成の流れを見直したい
  • 現場データを一元管理したい

というケースでは、比較対象に入りやすい製品といえます。

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著者情報

施工管理業務の効率化や建設DX・ペーパーレス化を中心に、建設業における業務改善やデジタル活用について、調査・整理・解説を行っています。国土交通省の公開資料を参照し、制度背景と現場実務のズレが生じやすいポイントを、実務目線で噛み砕いて解説しています。

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