建設業向け受発注管理システム14選|料金・機能を比較・タイプ別診断付き

建設業向け受発注管理システム14選|料金・機能を比較・タイプ別診断付き

建設業の受発注業務では、いまだにExcelやFAX、紙の注文書でやり取りしている企業も少なくありません。

しかし建設業の受発注は、一般的な受発注業務とは異なり、工事単位での管理や協力会社とのやり取り、工程変更に伴う追加発注、原価管理との連携など、建設業特有の運用が求められます。

そのため、汎用的な受発注システムでは対応しきれず、建設業向けに特化した受発注システムを導入する企業も増えています。

本記事では、建設業向け受発注システムの選び方や比較ポイント、おすすめ製品をわかりやすく紹介します。

建設業向けの受発注管理システムをお探しの方へ

機能詳細や料金体系を比較できる14製品比較表(Excel)を無料配布中
人気ツールの製品資料もあわせてダウンロード可能です。

目次

“建設業向け”受発注管理システムが必要になる理由は?

建設業の受発注業務は、一般的な販売管理とは異なり、「工事単位」で複数の協力会社や原価管理が絡む点が特徴です。

そのため、汎用的な販売管理システムでは現場運用に合わないケースも少なくありません。


・工事ごとの管理が必要 → 案件・現場単位で発注や原価を管理する必要がある
・協力会社が多い → 見積依頼・発注・請求確認が煩雑になりやすい
・工程変更が多い → 追加発注・数量変更が発生しやすい
・多層下請け構造 → 情報共有や進捗確認が複雑化しやすい
・原価管理と紐づく → 発注内容が利益管理に直結する

汎用型受発注システムと建設業向け受発注システムの違い

汎用型受発注システムと建設業向け受発注システムの違い
現場TECH編集部

建設業において受発注システムを導入する場合、単なる受発注の機能だけでなく、「工事管理」「原価管理」「協力会社管理」と連携できるかも判断基準となってきます。

建設業向け受発注管理システムおすすめランキングTOP8

建設業向けの受発注管理システムは、単なる発注書作成ツールではありません。工事ごとの管理や協力会社とのやり取り、工程変更への対応、原価・請求管理との連携など、建設業特有の運用に対応できるかが重要です。

ここでは、建設業向け機能の充実度・現場運用との相性・協力会社連携のしやすさなどをもとに、おすすめの受発注管理システムを比較・ランキング形式で紹介します。

紹介する製品の選定基準について

本記事では、建設業向け受発注管理システムを比較するにあたり、機能(見積・発注管理、工事番号紐付け、原価管理、協力会社連携など)、料金、使いやすさをもとに整理しています。各サービスの公開情報や機能仕様をもとに、建設業特有の受発注業務に対応できるかという観点も踏まえて比較しています。

ANDPAD受発注

ANDPAD受発注
出典:ANDPAD受発注公式
  • 建設業特化の受発注管理システム
  • 見積〜請求まで一気通貫で管理可能
  • 工事ごとの出来高管理に対応
  • 協力会社との受発注を電子化
  • ANDPAD施工管理・請求管理と連携可能
対象規模(目安)50名〜数百名規模(中規模〜大規模向け)
対象工種全工種(建築・設備・電気・土木・リフォーム など)
提供形態クラウド型(SaaS)/ブラウザ利用可・アプリ対応
対応端末・OSPC(Windows / Mac)、スマートフォン(iOS / Android)、タブレット
サポート体制電話/メール/チャット/導入支援/活用サポートあり

ANDPAD受発注は、建設業特有の工事単位の受発注管理に強みを持つ製品です。

見積・発注だけでなく、工事番号との紐付け、出来高管理、協力会社とのやり取り、請求管理まで一気通貫で運用しやすく、現場・経理・協力会社を横断して受発注フローを統一したい会社と相性が良いでしょう。

特に、施工管理・請求管理までANDPADシリーズで統一しながら、全社的に建設DXを進めたい中堅〜大手企業に向いています。

一方、導入効果を最大化するには、導入を推進する工数を確保した上で、運用ルールを整備しながら活用していくことが前提となってきます。

こんな企業におすすめ
  • 現場・経理・協力会社を横断して受発注を一元化したい
  • 工事ごとの原価・出来高まで管理したい
  • 施工管理・請求管理まで含めて建設DXを進めたい

BtoBプラットフォームTRADE

BtoBプラットフォームTRADE
引用元:BtoBプラットフォームTRADE
  • 発注から請求までをクラウド上で一元管理
  • 会計ソフト・基幹システムとの連携に対応
  • 発注履歴や仕入データを蓄積・活用可能
  • 支払管理や承認機能を搭載
対象規模(目安)10名〜数百名規模(中小企業〜大企業向け)
対象工種全工種(建築・設備・電気・土木・リフォーム など)
提供形態クラウド型(SaaS)/ブラウザ利用可・スマートフォン対応
対応端末・OSPC(Windows / Mac)、スマートフォン(iOS / Android)、タブレット
サポート体制カスタマーサポート/専任サポートスタッフ/操作講習会/説明会/使い方動画/マニュアル/FAQ

BtoBプラットフォーム受発注は、発注から請求までの取引情報をクラウド上で管理できる受発注システムです。

建設業向けに開発された製品ではありませんが、受発注データを起点として請求・支払業務まで一元管理することが可能です。公開されている導入事例では、発注データと会計ソフトの連携や、請求処理・仕入管理の効率化を目的とした活用例が多く見られます。

複数の協力会社や仕入先との取引情報を蓄積しながら、受発注から請求までの業務を同じ基盤で管理できます。発注業務だけでなく、請求確認や支払処理を含めたバックオフィス業務まで整理したい企業で検討しやすいサービスといえるでしょう。

こんな企業におすすめ
  • 月末の請求確認や支払処理に時間がかかっている
  • 協力会社や資材業者への発注と請求管理をまとめて行いたい
  • 発注データを会計ソフトや基幹システムと連携したい
  • 複数現場・複数部署の発注状況を一元管理したい

サクミル

出典:サクミル公式
  • 発注履歴の再利用に対応
  • 原価管理・工事台帳と連動
  • 30アカウントまでの定額料金プラン
対象規模(目安)~30名(小規模向け)
対象工種全工種(建築・土木・設備・電気・リフォーム など)
提供形態クラウド型(SaaS)/ブラウザ利用可・アプリ対応
対応端末・OSPC(Windows / Mac)、スマートフォン(iOS / Android)、タブレット
サポート体制電話 / メール / 専属担当者

サクミルは、受発注管理を案件管理や原価管理とあわせて運用できる構成のシステムです。

発注・仕入情報は案件単位で登録でき、納品状況や支払予定、発注履歴をまとめて管理できます。見積・請求・工事台帳とも連動しているため、受発注情報を工事全体の収支管理に活用しやすい点が特徴です。

受発注業務の電子化に加え、発注内容を原価や利益の把握にも利用したい企業では検討しやすい製品といえるでしょう。発注管理・原価管理・請求管理を別々のExcelで運用している小規模事業者では、情報を案件単位で整理しやすい構成です。

こんな企業におすすめ
  • 発注管理をExcelで運用している
  • 受発注と請求をまとめて管理したい
  • 発注情報を原価管理にも活用したい
  • 案件単位で受発注を管理したい

アーキLink

アーキLinkの評判は?機能・料金プラン・導入事例を解説
出典:アーキLink公式
  • AI読取による見積作成に対応
  • 過去案件の検索・流用が可能
  • 原価・粗利を案件単位で把握
対象規模(目安)5〜50名程度(小規模〜中規模向け)
対象工種工務店・リフォーム・外構・エクステリア・専門工事 など
提供形態クラウド型(SaaS)/ブラウザ利用可・スマートフォン対応
対応端末・OSPC(Windows / Mac)、スマートフォン(iOS / Android)、タブレット
サポート体制電話/メール/導入・運用支援/専任サポートチーム

アーキLinkは、建設業向けのオールインワン業務管理システムです。受発注専用システムというよりも、見積・案件管理を起点として、発注・請求・原価管理まで一元化する構成を採用しています。

導入事例では、見積作成時間の短縮や過去案件の検索性向上、担当者ごとの情報管理のばらつき解消などが多く挙げられています。過去の見積内容を流用しながら案件単位で情報を蓄積できるため、同様の工事を繰り返し受注する工務店やリフォーム会社とも相性が良いでしょう。

一方で、協力会社との受発注電子化を中心としたシステムとは方向性が異なり、見積から請求までを含めた業務全体を整理したい企業向けの構成となっています。

こんな企業におすすめ
  • 過去案件の履歴検索に時間がかかっている
  • 担当者ごとに見積作成方法や単価設定が異なっている
  • 案件ごとの原価や粗利を把握したい
  • 5〜20名程度で情報共有の仕組みを整えたい

KAKUSA

KAKUSAの口コミ評判は?機能・料金・導入事例まとめ
出典:KAKUSA公式
  • 工事番号を軸に受発注・請求・原価情報を管理
  • 見積・請求・仕入・工事台帳を連携して運用可能
  • 請求・入金履歴を工事単位で確認可能
  • 必要な機能だけ選択して導入可能
対象規模(目安)5〜30名規模(小規模〜中規模向け)
対象工種建築・リフォーム・設備・土木・舗装・防水・解体 など
提供形態クラウド型(SaaS)/ブラウザ利用可
対応端末・OSPC(Windows / Mac)、スマートフォン
サポート体制電話/メール/操作指導(リモート又は訪問)

KAKUSAは、見積・発注・請求・仕入・工事台帳を工事単位で紐付けて管理できる建設業向けシステムです。

受発注業務だけでなく、請求・入金・支払状況や原価情報まで同じ仕組みで管理できる構成となっています。工事ごとに収支を確認しながら運用したい企業に向いています。

導入事例では、見積書や請求書をExcelで管理していた企業や、工事台帳・請求・仕入情報が分散していた企業での活用が見られます。協力会社との受発注連携を主軸とするタイプというより、工事番号を軸に受発注から経理業務まで整理したい5〜30名規模の工事会社で導入されているシステムです。

こんな企業におすすめ
  • 見積書・請求書・工事台帳をExcelで別々に管理している
  • 請求・入金・支払状況を工事単位で把握したい
  • 工事番号ごとに受発注情報を整理したい
  • 受発注情報と原価管理をまとめて運用したい

Digital Billder

Digital Billder
引用元:Dijital Billder公式
  • 見積〜発注〜請求〜原価管理をシリーズで連携
  • 工事単位で発注・請求情報を管理可能
  • 電子発注・電子契約に対応
  • 協力会社との取引書類を電子化
  • 工事コードや枝番など建設業特有の運用に対応
対象規模(目安)50名〜数百名規模(中規模〜大規模向け)
対象工種全工種(建築・土木・設備・電気・リフォーム など)
提供形態クラウド型(SaaS)/ブラウザ利用
対応端末・OSPC(Windows / Mac)、スマートフォン、タブレット
サポート体制メール

Digital Billderは、見積・発注・請求・経費精算・原価管理をシリーズで提供している建設業向けクラウドサービスです。

受発注業務の電子化だけでなく、工事ごとの発注情報や請求情報を共通データとして管理できる構成が採用されています。工事コードや枝番管理、追加発注など建設業特有の運用にも対応しており、協力会社との取引書類を工事単位で整理したい企業で検討対象となりやすい製品です。

また、発注データと請求データを連携しながら原価管理まで運用できるため、受発注業務と工事収支管理を別々のExcelで管理している企業では導入検討の候補になりそうです。

こんな企業におすすめ
  • 注文書や請求書を紙やメールでやり取りしている
  • 追加発注や枝番管理が多い
  • 協力会社との取引書類を工事単位で管理したい

Anymore

引用元:anymore公式
  • 見積~実行予算〜発注〜請求を案件単位で管理
  • 発注金額を実行予算へ自動反映
  • 案件管理を中心に工程・発注・報告を連携
  • 協力会社を案件ごとに招待可能
  • LINE連携による現場運用に対応
対象規模(目安)10〜100名程度(小規模〜中規模向け)
対象工種全工種(建築・設備・電気・土木・リフォーム など)
提供形態クラウド型(SaaS)/ブラウザ利用可・アプリ対応
対応端末・OSPC(Windows / Mac)、スマートフォン(iOS / Android)、タブレット
サポート体制電話/メール/マニュアル/データ移行支援

Anymoreは、見積・実行予算・発注・請求を案件単位で管理できる施工管理システムです。

受発注業務だけを管理するのではなく、発注金額を実行予算へ反映しながら原価や利益を確認できる構成となっています。案件管理を中心に工程管理や報告管理も紐付けられるため、受発注情報と現場情報を同じ案件内で整理したい企業には導入候補の一つになるでしょう。

協力会社を案件単位で招待できるほか、LINE連携に対応しています。見積作成後の予算管理や発注管理をExcelで運用している企業では、情報の集約先として活用しやすい構成です。

こんな企業におすすめ
  • 案件ごとの利益をリアルタイムで把握したい
  • 発注・請求・工程管理の情報が担当者ごとに分散している
  • 協力会社とのやり取りを案件単位で整理したい

注文分譲クラウドDX / 受発注Plus

引用元:注文分譲クラウドDX公式より
  • 住宅会社向けの受発注管理システム
  • 実行予算と発注データを連携
  • 出来高査定・分割請求に対応
  • 現場Plusとの情報共有が可能
対象規模(目安)20名〜200名規模(小規模〜中規模住宅会社向け)
対象工種注文住宅・分譲住宅・住宅リフォーム
提供形態クラウド型(SaaS)/ブラウザ利用可
対応端末・OSPC(Windows / Mac)、スマートフォン(iOS / Androidブラウザ対応)
サポート体制電話/メール/オンラインサポート/導入支援/カスタマーサクセス対応/研修サービス(有償)

注文分譲クラウドDX / 受発注Plusは、住宅会社向けに設計された受発注管理システムです。

電子受発注とあわせて、見積・実行予算・発注・査定・請求・支払までを一連の流れとして管理が可能です。発注データと工事原価、予実管理を関連付けて運用できるため、受発注業務と原価管理を別々の仕組みで管理している企業では比較対象の一つになるでしょう。

出来高査定や分割請求にも対応しており、協力会社との受発注・請求処理をクラウド上で行えます。現場Plusと連携することで、工程表や現場情報を共有することも可能です。

こんな企業におすすめ
  • 実行予算の作成後、発注や請求はExcelで管理している住宅会社
  • 協力会社との査定や請求確認に手間がかかっている
  • 注文住宅の原価管理と受発注を同じシステムで管理したい

【タイプ別】建設業向け受発注管理システム診断

建設業向け受発注管理システムは、会社規模や工事の進め方によって、最適な製品が変わります。

特に建設業では、

  • 小規模でシンプルに運用したい
  • 協力会社とのやり取りを効率化したい
  • 原価管理まで連携したい
  • 受発注〜請求まで一気通貫で管理したい

など、会社によって必要な機能が大きく異なります。

まずは、以下のタイプから自社に近いものを選んでください。

A.シンプル運用タイプ
  • Excel・LINE・電話中心の運用から脱却したい
  • ITが得意ではない現場でも使いやすさ重視
  • まずは受発注をデジタル化したい

このタイプに合う製品を確認する

B.工務店・住宅会社タイプ
  • 見積〜発注〜請求までまとめたい
  • 協力会社とのやり取りが多い
  • 案件ごとの管理を効率化したい

このタイプに合う製品を確認する

C.原価・出来高管理タイプ
  • 工事ごとに原価を管理したい
  • 出来高査定や相殺処理が必要
  • 発注・請求・原価を紐付けたい

このタイプに合う製品を確認する

D.協力会社・全社連携タイプ
  • 協力会社との受発注を統一したい
  • 現場・経理・本社を横断して運用したい
  • 受発注〜請求〜承認まで一元管理したい

このタイプに合う製品を確認する

A.小規模・シンプル運用タイプ

Excel・FAX・LINE中心の運用から脱却したい小規模事業者や工務店では、「現場に定着するか」が特に重要です。

高機能すぎるシステムを導入しても、操作が複雑だと結局使われなくなり、元の運用に戻ってしまうケースも少なくありません。

このタイプでは、まずは「現場で迷わず使えること」を重視して選ぶのがおすすめです。
・シンプルな操作で使いやすい
・スマホ中心でも運用しやすい
・現場・協力会社に定着しやすい
・Excel運用から移行しやすい

このタイプのおすすめ受発注管理システム


サクミル


見積・発注・請求までをシンプルにまとめて管理できる施工管理アプリ。
操作がわかりやすく、ITに不慣れな現場でも導入しやすい点が特徴です。

  • シンプルなUIで使いやすい
  • 見積〜請求まで一通り対応
  • 小規模工務店・リフォーム会社と相性◎

無料トライアル2ヶ月・自動延長なし

公式サイト
資料請求


Anymore


LINEに近い感覚で使える操作性が特徴。
協力会社とのやり取りをそのままデジタル化しやすく、現場に定着しやすい設計です。

  • 協力会社との連携がしやすい
  • スマホ中心で運用可能
  • 現場主導で使いやすいUI

電話・LINE中心の受発注運用を改善したい会社向け

公式サイト
資料請求

B.工務店・住宅会社タイプ

工務店・住宅会社では、案件ごとに仕様変更や追加発注が発生しやすく、協力会社との細かなやり取りも多くなります。

単なる発注管理だけでなく、「住宅業務の流れにフィットするか」を重視して選ぶのがおすすめです。
・住宅案件ごとに管理しやすい
・協力会社とのやり取りを効率化できる
・見積〜発注〜請求をまとめやすい
・現場・事務所間で情報共有しやすい

このタイプのおすすめ受発注管理システム


アーキLink


住宅・リフォーム・外構業向けに設計された、建設業特化のオールインワン業務管理システム。
見積・実行予算・発注・請求・原価管理まで案件単位で一元管理。

  • 見積〜発注〜請求まで一元管理
  • 実行予算・原価管理にも対応
  • 横断工程表や職人連携機能を搭載

住宅・リフォーム会社の業務全体を整理したい会社向け

資料請求


注文分譲クラウドDX / 受発注Plus


住宅会社向けの基幹システムとして、見積・発注・請求・予実管理まで対応。
電子受発注・電子承認にも対応で、住宅会社のバックオフィスDXを進めやすい製品。

  • 注文住宅・分譲住宅向け設計
  • 電子受発注・電子承認に対応
  • 見積〜原価管理まで一元化
  • 現場Plus・CAD連携にも対応

住宅会社の受発注・原価管理をまとめてクラウド化したい会社向け

公式サイト
資料請求

C.原価・出来高管理タイプ

建設業では、単に発注書を作成するだけでなく、工事ごとの原価管理や出来高査定、請求との紐付けまで含めて管理したいケースも少なくありません。特に、中〜大規模案件では、受発注・請求・原価情報が分断されると、利益管理が属人化しやすくなります。

このタイプでは、「工事原価まで一元管理できるか」を重視して選ぶのがおすすめです。
・工事ごとに原価を管理したい
・出来高査定や相殺処理を効率化したい
・発注・請求・原価をまとめて管理したい

このタイプのおすすめ受発注管理システム

digitalbillderロゴ
Digital Billder


建設業向けに特化の請求・原価管理対応クラウド。出来高査定や相殺処理など、建設業特有の請求業務に対応。
見積・発注・請求・原価管理までシリーズ連携可能。受発注だけで終わらない運用を構築できる点も特徴。

  • 出来高査定・相殺処理に対応
  • 工種・注文番号との紐付けが可能
  • 請求・原価管理まで一元化
  • 電子帳簿保存法・インボイス制度対応

請求・原価管理まで含めて建設業務を整理したい会社向け

公式サイト

KAKUSAロゴ
KAKUSA


工事原価管理に強み。見積・実行予算・発注・請求・入出金・工事台帳まで一元管理が可能。

工事別の予実管理や粗利管理、発注残管理など、「工事単位でのお金管理」を重視したい会社に◎。

  • 工事別原価・予実対比に対応
  • 発注・請求・入出金まで一元管理
  • 工事台帳・粗利管理に強み
  • 日報・出面管理にも対応

Excel中心の原価管理から脱却したい会社向け

資料請求

D.協力会社・全社連携タイプ

元請会社や中堅ゼネコンなど、協力会社との受発注が多い会社では、発注書作成だけでは運用が回らないケースも少なくありません。特に建設業では、現場との進捗共有や請求・承認フロー、協力会社との情報共有、現場と経理の連携まで含めて管理したいケースが多く、受発注だけが独立していると、結局Excelや電話運用が残りやすくなります。

このタイプでは、「協力会社を含めて受発注〜請求まで一元管理できるか」を重視して選ぶのがおすすめです。
・協力会社とのやり取りを効率化したい
・現場・経理・本社を横断して運用したい
・受発注〜請求〜承認までまとめたい
・紙・FAX・Excel中心の運用を減らしたい

このタイプのおすすめ受発注管理システム


BtoBプラットフォームTRADE


建設業の帳票DXに強み。見積・発注・契約・請求・出来高報告までをWEB上で一元管理でき、紙・FAX・メール中心の運用から移行しやすい◎。
承認ワークフローや会計システム連携にも対応で、現場・経理・協力会社を横断した運用を構築。

  • 出来高報告・承認ワークフロー対応
  • 会計システム・API連携に対応
  • 電子帳簿保存法・インボイス制度対応
  • 120万社超の導入実績

協力会社を含めて、受発注・請求業務を全社的にデジタル化したい会社向け

資料請求


ANDPAD受発注


見積・発注・納品・請求までをクラウド上で一元管理できる、建設業向け受発注システム。
工事出来高設定や分割納品、請求管理にも対応しており、現場・経理・協力会社を横断した運用を構築しやすいのが特徴。

  • 見積〜請求まで一気通貫で管理
  • 工事出来高・分割納品に対応
  • 施工管理・請求管理との連携が可能

現場・経理・協力会社を横断して運用したい会社向け

公式サイト
資料請求

建設業向け受発注管理システム選びで失敗しやすいポイント

建設業向け受発注管理システムは、「機能が多いほど良い」というわけではありません。

実際には、

  • 現場で定着しない
  • 協力会社が使わない
  • Excel運用が残る
  • 原価管理と繋がらない

など、導入後に運用が崩れてしまうケースも少なくありません。

ここでは、建設業でよくある失敗パターンと、選定時に確認したいポイントを解説します。

「発注書作成だけ」で選んでしまう

建設業では、発注書を作れるだけでは運用が完結しないケースも少なくありません。

特に、

  • 工事ごとの管理
  • 出来高・請求との連携
  • 原価管理
  • 協力会社とのやり取り
  • 承認フロー

など、受発注の前後にも多くの業務が発生します。

そのため、「発注書作成」だけで選ぶと、結局Excel管理や二重入力が残ってしまうケースもあります。

現場TECH編集部

特に元請会社や中堅ゼネコンで導入検討する際は、請求・原価・承認まで含めて連携できるかを確認しておくようにしましょう。

協力会社が使えず定着しない

建設業では、自社だけでなく協力会社側も利用するケースが多いため、相手が使いやすいかも重要です。

操作が複雑だったり、PC前提だったりすると定着せず、「電話で連絡 → 後からシステム入力」のような二重運用になってしまうケースもあります。

また、協力会社側の利用料金やアカウント発行条件によっては、現場全体へ展開しづらいケースもあります。協力会社用アカウントを無料で発行できる製品は浸透しやすいでしょう。

原価管理・会計連携を後回しにする

受発注だけ先に導入したものの、原価管理や会計システムと連携できず、結局Excel転記が残ってしまうケースもあります。

特に建設業では、工事ごとの原価集計や予実管理が重要になるため、

  • 工事台帳管理
  • 原価管理
  • 会計システム連携
  • CSV/API連携

などに対応しているかも確認しておきたいポイントです。

自社の運用規模に合っていない

受発注管理システムは、会社によって”ちょうどいい仕様”に差が出やすい領域です。

例えば、小規模施工会社なら、まずは発注書を簡単にデジタル化できるだけでも十分なケースがあります。逆に、元請会社や中堅ゼネコンでは、協力会社との承認フローや原価管理まで含めて運用できないと、結局Excel管理が残ってしまうことも。

また、工事件数が多い会社では、「どの工事の発注がどこで止まっているか」「請求確認がどこまで進んでいるか」を可視化できるかも重要になります。

会社規模も一つ目安にはなりますが、あくまで運用規模の実態に合わせたツール選定が重要となります。

建設業向け受発注管理システム一覧比較表(全14製品)

「他にも比較しておきたい」「一覧で違いを見たい」という方向けに、ランキング掲載製品に加え、比較表限定の製品も含めた計14製品を一覧で比較できるようにまとめました。

各製品の対応機能や特徴を、まとめて確認したい方は参考にしてみてください。

スクロールできます
製品名
ANDPAD受発注

BtoBプラットフォーム受発注

サクミル

アーキLink
KAKUSAロゴ
KAKUSA
digitalbillderロゴ
Digital Billder

Anymore

注文分譲クラウドDX / 受発注Plus

アラジンオフィス

AnyONE

SMAC工事管理

建て役者

ダンドリワーク

楽楽販売
初期費用要問い合わせ要問い合わせ0円要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ0円要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ110,000円~要問い合わせ
15,000円~
220,000円
月額料金要問い合わせ要問い合わせ9,800円/30ID要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ15,000円~要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
(保守サポート料金2,750円~)
要問い合わせ20万円~77,000円~
無料トライアル
(2ヶ月間)

(デモあり)

(デモあり)

(1ヶ月間)

(デモあり)

(2週間)

(オンライン/訪問デモ)

(期間要問い合わせ)

(1ヶ月間)

(期間要問い合わせ)
課金形式オプション要問い合わせ
(受注企業・発注企業によって異なる)
ID課金要問い合わせ(企業ごとに見積り)ライセンス・オプション要問い合わせID課金要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ基本ソフト・オプション・追加ライセンスプラン・オプション・カスタマイズオプションユーザー数・データベース作成数
見積管理
発注書作成
(発注情報の登録・管理に対応)
承認フロー
工事台帳管理
(有料オプション)

(取引書類を案件ごとに管理)
工事番号紐付け要問い合わせ要問い合わせ
原価管理
(有料オプション)

(請求書への工事原価入力に対応)
工程管理連携
※2026年7月時点の公開情報をもとに作成。○:標準対応、△:一部対応・オプション対応、-:公開情報で対応が確認できなかった項目。

おすすめ製品の資料をまとめてダウンロード
建設業向け受発注システムのおすすめ製品の資料をまとめてダウンロードできます。
【特典】上記Web版よりも比較項目を大幅に増やした「14製品比較表(Excel)」も無料で配布中。社内での比較・検討にもご活用いただけます。
資料をまとめてダウンロード(無料)

建設業向け受発注管理システム導入時のよくある質問

Excel管理でも足りる?

小規模な運用であれば、現在でもExcelで受発注管理を行っている会社は少なくありません。
ただ、工事件数や協力会社が増えてくると、発注漏れや請求確認、原価集計などが属人化しやすくなる傾向があります。また、近年は人手不足もあり、「特定の担当者しか分からない状態」を減らしたいという理由でシステム導入を進める会社も増えています。

施工管理アプリとの違いは?

施工管理アプリは、工程管理や写真共有、チャットなど“現場管理”寄りの製品です。
一方、受発注管理システムは、見積・発注・請求・承認など、バックオフィス寄りの業務を効率化するのが主な役割です。

小規模会社でも導入する意味はある?

・発注書作成を毎回Excelで作っている
・FAX・電話確認が多い
・請求確認に時間がかかる
・過去の発注履歴を探すのが大変
といった会社では、小規模でも効率化を感じやすいでしょう。ただし、案件数や協力会社数が少ない場合は、Excelでのミニマム運用で十分なケースもあります。

協力会社側にも費用はかかる?

近年、協力会社側のアカウント発行を無料としている製品が主流です。
ただし、一部ではアカウント数や利用範囲によって費用が発生するケースもあるため、導入前に確認しておくと安心です。

建設業向けと汎用受発注システムの違いは?

汎用型で足りるケースもありますが、工事番号管理や出来高査定、原価管理、協力会社連携などで運用が苦しくなるケースが多いです。
建設業向け製品では、業界特有の運用をカバーできるよう設計されていることが多いです。

建設業向け受発注管理システムは「現場の運用」に合うかが重要

本記事で紹介した製品は、それぞれ強みや向いている企業規模、運用方法が異なります。

まずは「シンプル運用」「住宅会社向け」「原価管理重視」「協力会社連携重視」など、自社の課題に近いタイプから比較してみるのがおすすめです。

受発注業務は、現場・協力会社・経理部門まで関わる業務だからこそ、機能の多さではなく”現場で定着するか”という視点も重視しながら選定してみてください。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

著者情報

施工管理業務の効率化や建設DX・ペーパーレス化を中心に、建設業における業務改善やデジタル活用について、調査・整理・解説を行っています。国土交通省の公開資料を参照し、制度背景と現場実務のズレが生じやすいポイントを、実務目線で噛み砕いて解説しています。

目次