建設業向け勤怠管理アプリ・システム14選【2026年最新】無料あり・機能・料金を比較

建設業向け勤怠管理アプリ・システム14選【2026年最新】機能・料金を一覧比較

建設業の勤怠管理は、現場ごとに働き方が異なり、直行直帰や協力会社の作業も多いため、一般的なオフィスワークで行われる勤怠管理とは前提が異なります。

現場別の管理ができていないケースや、勤怠と日報・工数・原価管理が分断されているケースなど、勤怠に課題を感じている企業は少なくありません。

建設業において勤怠管理アプリを導入する場合、
①業種を問わず使える汎用型の製品
②建設業向けに設計された製品
の2パターンが候補となります。

本記事では、建設業における勤怠管理の前提を整理したうえで、自社に合った選び方のポイントを解説します。

建設業向け勤怠管理ツールと汎用型勤怠管理ツールもそれぞれ紹介していますので、勤怠管理のデジタル化を検討中の方は参考にしてください。

目次

建設業の勤怠管理における主な課題

建設業は、自社社員・協力会社の利用や働く場所の分散など、労働者の正確な勤務時間の把握が難しい業種です。特に勤怠管理に関する課題は、主に次の2点が挙げられます。

①直行直帰・現場移動による勤務時間管理の難しさ

複数の現場を受け持つ場合や、現場へ直行直帰している場合、当日分の勤務時間をその場で打刻するのではなく、メモや日報に記録し、後日まとめて申請する運用が一般的。このような運用では、申請内容を確認・集計する管理者の負担が大きくなりやすく、申請内容に誤りや不正があっても気づきにくいという課題があります。

②働き方改革への対応と勤怠管理の重要性の高まり

また、2024年4月からは、建設業にも働き方改革における時間外労働の上限規制が適用されました。これにより、これまで以上に正確な勤務時間の把握と管理が求められています。

現場TECH編集部

現場ごとに働き方が異なる建設業では、一般的な勤怠管理の考え方や運用方法では対応しきれない場面も少なくありません。

「一般的な勤怠管理」と「建設業における勤怠管理」の”考え方”の違い

前述の建設業特有の課題に加え、そもそも建設業における勤怠管理は、一般的な勤怠管理とは考え方が異なります。

一般的な勤怠管理は、労務管理や給与計算が目的で、「誰が、何時から何時まで働いたか」を正確に把握することを前提にしています。管理の起点はあくまで人であり、部署や雇用区分ごとに勤務時間を管理する考え方です。

一方、建設業では、同じ従業員であっても、日によって関わる現場や作業内容が変わることが珍しくありません。
そのため、勤怠を人単位だけで捉えるのではなく、どの現場で、どの作業に、どれくらいの時間を使ったかという視点が自然と求められます。

このような背景から、建設業の勤怠管理は、労務管理のための情報というよりも、現場や工事の状況を把握するためのデータの一部として扱われる傾向があります。実際に、工事台帳や原価管理、日報といった業務管理の流れの中で、勤怠をあわせて把握する運用を行っている企業も少なくありません。

現場TECH編集部

現場TECHが実施した建設業従事者202名へのアンケートでは、勤怠管理システム導入時に重視するポイントとして「従業員が使いやすいか」を挙げた回答が64.9%と最多でした。
現場ごとに働き方や業務フローが異なる建設業では、「実際の現場で無理なく使い続けられるかどうか」が、勤怠管理ツール導入の効果に直結します。

参照:【従業員の使いやすさ重視64.9%】建設業における勤怠管理システムの導入状況に関するアンケート結果

勤怠管理ツールのタイプ2分類

建設業で勤怠管理ツールを導入する場合、汎用型の勤怠管理ツールを使うという選択肢もあります。

ただし、前述の通り、建設業には現場特有の事情があり、一般的な勤怠管理の考え方だけでは運用しづらい場面も少なくありません。

そのため、日報や原価管理を軸に、勤怠を業務の一部として扱える建設業向けの製品も存在します。以下では、それぞれの特徴を整理していきます。

①汎用型勤怠管理アプリ

汎用型は、業種を問わず利用できる勤怠・労務管理向けのツールです。「ジョブカン勤怠管理」「HRMOS(ハーモス)」「KING OF TIME」など、テレビCMなどでも知られている製品があります。

管理の起点は人や部署であり、「誰が、何時から何時まで働いたか」を正確に把握することを目的としています。

主な用途は、勤怠管理の効率化や給与計算、労務管理への対応です。内勤業務が中心の会社や、まずは勤怠管理を整えたい場合に導入しやすい一方で、現場単位での管理や業務内容とのひも付けには工夫が必要になるケースもあります。

現場TECH編集部

打刻管理のみが目的で、工事別・日報連携までは求めない場合、汎用型は機能を絞れる分、料金が安くなる傾向があります。
10〜30名規模なら、無料で使えるケースもあります。

②建設業向け勤怠管理アプリ

建設業向け勤怠管理アプリは、現場や工事単位での管理を前提に設計されたツールです。

勤怠を日報・工数・原価管理の一部として扱う考え方が特徴です。どの現場で、どの作業に、どれくらいの時間を使ったかといった情報を、勤怠データとあわせて管理しやすい設計になっています。

また、建設業では、勤怠管理アプリ単体を導入するだけでなく、日報ソフトや工事台帳・工事原価ソフトを起点に勤怠を管理するケースも少なくありません。

日報入力や工数入力の流れの中で勤怠情報を記録し、現場管理や原価管理につなげていく運用が想定されています。

現場TECH編集部

建設業向け勤怠管理アプリは、単なる勤怠管理ツールではなく、現場管理・業務管理の一部として使われることも多いのが特徴です。

選び方のポイント

どちらが優れているというわけではなく、会社の状況に応じて適した勤怠管理ツールは異なります。目安として、以下のチェックポイントを参考に、どちらが自社に合っているか確認してみてください。

  • 勤怠と給与計算をまずきちんと回したい
  • 法令対応や残業管理で毎月バタついている
  • 内勤メンバーが多く、現場ごとの管理はそこまで必要ない
  • いきなり業務全体を変えるのは正直ハードルが高い

汎用型勤怠管理アプリ

  • 現場別で工数・稼働状況を把握したい
  • 勤怠と日報・工数をまとめて管理したい
  • 原価や現場の状況を、あとから振り返りにくい
  • 将来的に、現場業務も含めて管理を一本化したい

建設業向け勤怠管理アプリ

建設業で使える勤怠管理アプリ・システム14選

ここからは、建設業で利用されている勤怠管理ツールの中から、「汎用型」「建設業向け」の2タイプに分けて、おすすめ製品をピックアップしながら比較・解説していきます。

製品の選定基準と比較項目について

合計14製品を対象に、20以上の比較項目をもとに調査・整理しています。勤怠管理の基本機能に加え、建設業での現場運用や法令対応、工数・原価管理との関係といった観点も含めて比較し、製品ごとの特徴や向き・不向きが分かるよう構成しています。

【汎用型】おすすめ勤怠管理アプリ(5製品)

スクロールできます
製品名
ジョブカン勤怠管理
スマレジ・タイムカード
HRMOS勤怠

KING OF TIME

タッチオンタイム
月額料金0円~/ユーザー
(最低利用料あり)
0円(10人まで/11人以上は有料)0円
(30名まで無料)
300円/人300円/人
初期費用0円0円0円0円0円
トライアル/デモ◯(30日間)◯(60日間)◯(1カ月間)◯(30日間)◯(30日間)
課金形式(ID/現場/案件など)登録ユーザー数プラン・人数・オプションプラン・オプション利用人数利用人数
特記事項・月額最低利用料金は2,000円(税抜)・アカウント作成から60日間は、すべての機能を無料で利用可能・利用人数30名以下まで無料プラン利用可能
・31名以上:100円/人(月・税抜)〜
・連携サービス追加料金なしで利用可(単体契約不可)・打刻端末を利用する場合は
別途端末費用が必要
出退勤打刻
スマホ打刻対応(アプリ/ブラウザ)
承認フロー設定(複数段階/代理承認)
有給休暇管理(残日数・自動付与)
スタンダードプランは非対応
シフト勤務対応(作成・調整)
36協定管理
給与計算ソフト連携
CSV出力
本比較表は、2026年2月時点で現場TECH編集部にて調査、作成しております。
万一、比較表に不正確な点がある場合には、お手数ですが現場TECH編集部までお問い合わせお願い致します。
現場TECH編集部

今回比較した汎用型の勤怠管理アプリは、基本的な勤怠機能については大きな差が出にくいのが実情。実際、日常的な勤怠管理や法令対応を目的とするのであれば、どの製品を選んでも一定レベルの運用は可能です。
「どこで差が出るのか」は、料金体系・初期導入のしやすさ・設定の柔軟性・運用のクセ等です。次のセクションでは、各製品が「どんな会社に向いているか」という観点で、特徴や注意点を整理していきます。

ジョブカン勤怠管理

引用元:ジョブカン公式
特徴

1.勤務形態の設定が柔軟
変形労働時間制・フレックスタイム制など、勤務形態や雇用区分に応じた設定が可能

2.打刻方法の選択肢が多い
PC・スマホなど複数の打刻方法に対応し、運用に合わせて選びやすい

3.必要な機能を選んで利用できる
出勤管理・シフト管理・休暇/申請管理など、必要な機能を組み合わせて利用可

汎用型の定番として、勤怠・労務管理をまず整えたい企業に向いたツールです。勤務形態の幅が広く、打刻方法も選べるため、内勤と現場が混在する企業でも導入しやすい製品と言えます。

一方で、現場別の工数管理や日報・原価管理といった建設業特有の管理まで一体で行いたい場合は、建設業向け製品や現場管理系ツールとの併用も検討すると安心です。

ジョブカン勤怠管理公式サイト

スマレジ・タイムカード

引用元:スマレジ・タイムカード公式
特徴

1.勤怠だけでなく、シフト・休暇・給与計算まで一体化
勤怠データを起点に、給与計算や帳票作成まで効率化しやすい

2.日報・プロジェクト管理(工数・予実)にも対応(※オプション別料金)
日報(タグ)と勤怠を連動させ、作業別の稼働状況やプロジェクトの進捗・予算消化率を把握できる機能あり

3.スマホ運用を前提にしやすい
スマホ・タブレットでの打刻や日報入力に対応し、拠点外での運用にも合わせやすい

スマレジ・タイムカードは、出退勤の打刻やシフト・休暇管理といった勤怠機能に加えて、給与計算、日報、プロジェクト管理(工数・予実)まで扱えるクラウド型の勤怠管理ツールです。

一部オプション別料金にはなりますが、汎用型の中でも守備範囲が広く、日報やプロジェクト管理機能も利用可能。汎用型の中では比較的建設業で導入しやすい製品です。

ただし、現場別の工数集計、工事単位での原価管理などを行いたい場合は、現場・工事起点で管理可能な建設業向け製品のほうが向くケースもあります。

スマレジ・タイムカード公式サイト

HRMOS(ハーモス)勤怠

引用元:HRMOS勤怠公式
特徴

1.30名以下なら無料で使える
基本的な勤怠管理機能は、登録人数30名以下であれば無料で利用可能。31名以上でも1人あたり月額100円(税抜)からと、コストを抑えて導入しやすい

2.打刻方法・法令対応・レポート機能が一通り揃う
PC・スマホ・ICカード・QRコード・Slack/LINEなど、働き方に応じた打刻方法に対応。36協定レポートや残業アラートなど、労務管理に必要な機能も標準搭載

3.必要に応じて機能を追加できる
有給休暇管理、申請・承認ワークフロー、シフト管理などはオプションとして追加可能

HRMOS勤怠は、「まずは勤怠管理を低コストで整えたい企業」に向いた汎用型勤怠管理システム。

無料枠の広さと料金の分かりやすさが魅力で、内勤・現場混在の企業でも導入ハードルは低めです。

一方で、勤怠を業務実績や現場管理と連携させたい場合は、運用設計に工夫が必要。

あくまで「誰が・どれくらい働いたか」を正確に管理することに強みがある製品ですので、業務管理のハブとして使う思想ではないことは留意しておきましょう。

HRMOS勤怠公式サイト

KING OF TIME

KING OF TIME
引用元:KING OF TIME公式
特徴

1.全機能一律300円
人事労務・給与計算・年末調整・データ分析なども含めて、1人あたり月300円でまとめて使える料金体系

2.打刻方法の選択肢が業界トップクラス
PC打刻、スマホ(位置情報/GPS)、ICカード、生体認証(顔・指紋・指静脈)など、現場・拠点・職種に合わせて複数の打刻手段を組み合わせやすい

3.独自ルールの多い勤怠でも運用しやすい
変形労働制やフレックス、申請・承認、休暇管理、アラート、帳票出力、外部連携などが揃っており、企業ごとの集計ルールに合わせて設計可能

勤怠管理システムの中でも、打刻オプションと集計設定の自由度に強みがある製品。PC・スマホはもちろん、ICカードや生体認証など打刻手段が多く、拠点や働き方がバラバラな会社でも運用に載せやすいのが特徴です。

また、就業規則や社内ルールが複雑でも、細かい集計ロジックを組めるため、Excel管理や紙運用からの移行にも向いています。

一方、柔軟性が高いぶん、導入初期は 勤怠ルールの整理・設定に工数がかかるケースも。「最低限の勤怠だけサクッと回したい」より、勤怠をしっかり仕組み化したい企業向け といえます。

KING OF TIME公式サイト

タッチオンタイム

引用元:タッチオンタイム公式
特徴

1.打刻の仕組み化に強み
専用レコーダー・顔認証・ICカードなど、従業員の導線上に打刻を置く前提の選択肢が充実。スマホ前提の勤怠に比べ、打刻漏れ・なりすましが起きにくい運用を組みやすい

2.勤怠特化で、設定と運用がブレにくい
勤怠・残業・休暇・申請承認に機能を絞った構成。工数管理や原価管理を抱え込まない分、就業ルール変更や法改正対応でも設定が複雑化しにくい

3.月額300円/人機能制限・オプション分岐なし
月額300円/人で全機能利用可能。プラン差・機能差を比較する必要がなく、「どこまで使うか」で迷わず導入判断しやすい料金体系

タッチオンタイムは、勤怠・残業・休暇・申請承認に機能を絞ったシンプルな勤怠管理システムです。

専用レコーダーや顔認証など、打刻を従業員の動線に組み込む設計が前提で、自己申告やスマホ依存の運用で起きがちな打刻漏れ・修正対応の増加を抑えやすい点が特徴です。

「まずは正確に・安定して回す」「設定を複雑化したくない」といった企業にとっては、過不足のない製品と言えるでしょう。

タッチオンタイム公式サイト

【建設業向け】おすすめ勤怠管理アプリ(9製品)

【建設業向け】おすすめ勤怠管理アプリ(9製品)
スクロールできます
製品名
ダンドリワーク

使えるくらうど建設勤怠

サクミル

現場ポケット

KAKUSA
shiftmax
shiftMAX

Anymore

MOT勤怠管理

勤CON管
月額料金要問い合わせ要問い合わせ9,800円/30ID14,850円(年契)要問い合わせ50,000円15,000円~3,980円(1~20アカウント)要問い合わせ
初期費用要問い合わせ要問い合わせ0円0円要問い合わせ500,000円0円31,500円要問い合わせ
トライアル/デモ◯(1ヶ月間)◯(2ヶ月間)◯(無料体験セミナー)◯(1ヶ月間)◯(1ヶ月間・最大10人)
課金形式(ID/現場/案件など)システム構成・利用人数ID会社単位(ID数・現場数・容量すべて無制限)ライセンス・オプション利用人数・オプション・管理費IDアカウントプラン・ライセンス
特記事項・ID無制限・現場登録無制限・契約は10名単位・月額はユーザー数により変動
出退勤打刻
打刻機能は、利用者向け専用アプリ「ダンドリタイム」を使用する
スマホ打刻対応
36協定管理
現場/工事単位での勤怠管理
現場別の作業時間集計
協力会社・外注作業員の勤怠管理
工数入力(現場・作業区分・時間)
日報と勤怠の連携
原価・工事データの集計
本比較表は、2026年2月時点で現場TECH編集部にて調査、作成しております。
万一、比較表に不正確な点がある場合には、お手数ですが現場TECH編集部までお問い合わせお願い致します。

ダンドリワーク

引用元:ダンドリワーク公式
こんな企業におすすめ
  • 協力会社・職人を含めて、現場ごとの入退場・労務状況を把握したい
  • 紙の出勤簿や現場任せの勤怠管理から脱却したい
  • 勤怠管理とあわせて、安全管理や労務管理も強化したい
主な用途施工管理・労務管理
勤怠の管理目的現場ごとの入退場・労務状況の把握
現場単位での勤怠管理
主な打刻方法入退場打刻(スマホ)
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
アカウント数に応じたプラン制

株式会社ダンドリワークが提供する施工管理アプリ、ダンドリワーク。

勤怠管理機能では、現場ごとの入退場記録を自動集計でき、協力会社を含めた個別の労務状況を把握できます。紙の出勤簿に頼らず、現場単位での待機状況や労務実績を整理しやすい点が特徴です。

オプションになりますが、現場ごとの賃金振り分けにも対応でき、人員配置や原価管理を意識した運用にもつなげられます。

また、危険予知活動(KY)と連携した運用が可能なため、勤怠管理とあわせて安全管理の記録・振り返りを行いたい現場にも適しています。

勤怠を単独で管理するのではなく、現場管理・労務管理の一部として扱いたい建設会社に向いたサービスといえるでしょう。

使えるくらうど建設勤怠

使えるくらうど勤怠管理for建設業V3
引用元:使えるくらうど建設勤怠公式
こんな企業におすすめ
  • 日報と勤怠を一元管理したい
  • 工事別の労務費を把握したい
  • 残業や有休を可視化したい
主な用途勤怠管理・工事別労務費管理
勤怠の管理目的日報を起点に勤怠・労務費を同時把握
現場単位での勤怠管理
主な打刻方法日報入力(PC/スマホ・ブラウザ)
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ(プラン制)

アサクラソフト株式会社が提供している「使えるくらうど勤怠管理for建設業V3」は、日報入力だけで工事ごとの勤怠管理、労務費の集計が同時にでき、集計にかかっていた時間やコスト削減に貢献します。

使えるくらうど勤怠管理for建設業V3の特徴は、次の通りです。

  • 勤怠管理集計と労務費集計が同時にできる
  • 場所を選ばずに日報を提出できる
  • 日報未提出者には催促メールで知らせられる
  • 残業・有給取得の見える化を共有できる

使えるくらうど勤怠管理for建設業V3は、建設業向けに開発された勤怠管理ソフトです。

建設業が問題視している残業問題や有給の未取得問題の解決に役立つでしょう。勤怠管理とあわせて労務管理を行いたい方におすすめのアプリです。

サクミル

引用元:サクミル公式
こんな企業におすすめ
  • 日報を軸に原価・人工を管理したい
  • 施工管理と勤怠を一本化したい
  • 30名規模まで低コスト運用したい
主な用途施工管理・現場情報管理
勤怠の管理目的現場の入退場・作業実績の把握
現場単位での勤怠管理△(施工管理機能の一部として対応)
主な打刻方法現場入退場入力(スマホ)
初期費用0円
月額費用9,800円/30ID(全機能利用可)

サクミルは、勤怠管理に特化したツールではなく、日報を起点に現場情報・原価・人工を一元管理できる施工管理ツールです。

案件ごとの進捗報告に加え、日報に入力した人工をもとに労務費へ自動換算できるため、協力会社を含めた稼働実績や人件費を現場単位で把握できます。

日報はスマホから現場でそのまま入力・送信でき、フォーマットも統一されているため、手書き日報に比べて記入漏れや集計ミスを抑えやすいです。提出状況は一覧で確認でき、未提出者の把握やフォローもしやすく、結果として出勤簿管理や勤怠把握の手間を軽減できます。

勤怠管理だけを厳密に行いたい企業には専用ツールのほうが適していますが、「施工管理を軸に、日報・人工・労務費をまとめて整理したい」「勤怠は日報ベースで十分」という建設会社にとっては、実務にフィットしやすい選択肢です。

初期費用0円、月額9,800円で30IDまで全機能を利用できる点も特徴で、コストを抑えながら施工管理と簡易的な勤怠管理をまとめて導入したい企業に向いています。

現場ポケット

現場ポケット公式
引用元:現場ポケット公式
こんな企業におすすめ
  • 現場連絡がLINE依存
  • 日報集計に手間がかかっている
  • 協力会社の人工を把握したい
主な用途現場コミュニケーション・日報管理
勤怠の管理目的作業時間・人工の把握
現場単位での勤怠管理○(現場別・職人別集計)
主な打刻方法トーク画面から開始/終了入力
初期費用要問い合わせ
月額費用年間契約時:13,500円/月(税込14,850円)
月額契約時:15,000円/月(税込16,500円)

現場ポケットは、勤怠管理を主目的としたツールではなく、現場コミュニケーションと日報管理を軸に、結果として勤怠や人工を把握できる建設業向けアプリです。

トーク画面から作業開始・終了時間を入力できるため、電話や別チャットツールでのやり取りを減らしながら、日々の作業記録を自然に蓄積できます。

入力内容は現場別・職人別に集計でき、人工集計や日当計算、協力会社への請求管理にも活用可能です。

厳密な打刻管理のみを重視する場合にはオーバースペックの可能性があり、一方、現場との情報共有をスムーズにしつつ日報・人工を整理したい企業に向いている製品と言えます。

KAKUSA

引用元:KAKUSA公式
こんな企業におすすめ
  • 原価・利益まで一元管理したい
  • 必要な機能だけ導入したい5~30名の小規模事業者
主な用途工事原価管理・業務管理
勤怠の管理目的作業日報・出面を起点とした原価・利益把握
現場単位での勤怠管理
主な打刻方法日報入力(PC/スマホ)
初期費用要問い合わせ(ライセンス・構成により異なる)
月額費用要問い合わせ(ライセンス+オプション構成)

KAKUSA(カクサ)は、作業日報を起点に、工事原価・経費・利益までを一元管理できる建設業向け業務管理システムです。

現場で入力された日報・出面・経費データは、自動的に工事台帳や原価管理へ反映されるため、事務所での転記作業や二重入力を減らしながら、工事ごとの収支状況を把握できます。

また、見積・請求・発注・仕入といった機能は必要なものだけを選んで導入できる構成となっており、業務範囲や会社規模に合わせて無駄なく使える点も特長です。

勤怠管理単体というよりも、原価・利益管理を軸に現場と事務所をつなぎたい企業に向いているツールといえるでしょう。

ShiftMAX

ShiftMAX
引用元:ShiftMAX公式
初期費用500,000円〜
月額費用300円/人〜
無料期間×
打刻方法PC、スマートフォン、タブレット打刻、ICカード打刻、指静脈認証 
対応端末iPhone,iPad,Android,PC

ShiftMAX(シフトマックス)は、操作画面にExcelを使用して、Excelから直接クラウドに接続するという逆転の発想の勤怠管理システムです。

スマホ・タブレットなどから勤怠報告をリアルタイムで確認でき、日報作成時間の短縮や勤務時間・時間外労働時間を自動で計算してくれます。

ShiftMAXは、建設専門紙である「建設通信新聞」に掲載された実績もあります。ShiftMAXの特徴は、次の通りです。

  • マルチデバイス対応
  • 日報をもとにした勤怠管理が可能
  • クラウド型でどこからでも日報の更新ができる
  • 勤務状況をリアルタイムに確認できる

ShiftMAXは、管理画面にエクセルを採用しているため、管理のしやすさが強みの1つです。また、ICカード認証・暗証番号認証・モバイル打刻など、多彩な打刻方法が標準装備されています。

エクセルベースの勤怠管理システムを探している方におすすめです。

Anymore(エニーモア)

引用元:Anymore公式
機能・できること工程管理
資料・写真管理
受発注
入退場管理
チャット など
料金初期費用:0円
月額料金:要問合せ
※1か月間の無料トライアルあり
対応端末iPhone 、iPad 、android 、PC (クラウドサービス)
運営会社Anymore株式会社

Anymoreは、案件ごとの工程管理・資料・写真管理・報告書作成、取引先ごとに受発注・請求・見積もりといった施工管理業務に必要な機能がオールインワンで搭載されています。

最大の特徴は、LINE上で利用できる点で、案件情報の登録、チャット、報告書、写真共有まで、凡その管理業務はLINE上で完結させることができます。

入退場の管理もLINE上で行うことができ、公式アカウントからのメッセージのクリックで入退場の登録が可能となっています。

初期費用は無料で、月額制となっています。データ量やアカウント数での従量課金はなく、固定料金です。

無料トライアル1カ月が用意されていますので、現場へフィットするかを事前に確認することができます。ぜひ以下より資料請求して詳細を確認してみてください。

MOT勤怠管理

引用元:MOT勤怠管理公式
こんな企業におすすめ
  • 打刻漏れを減らしたい
  • 直行直帰が多い
主な用途勤怠管理(残業・休暇・シフト含む)
勤怠の管理目的打刻漏れ防止/直行直帰・現場移動の勤怠把握
現場単位での勤怠管理△(要問い合わせ)
主な打刻方法スマホ(GPS)/ブラウザ(PC・スマホ)/QR/顔認証 など
初期費用31,500円(税別)
月額費用3,980円〜(税別・20IDまで)※以降はID帯で増加

MOT勤怠管理は、建設業で起きやすい「現場移動・直行直帰による勤怠の抜け」を前提に、スマホ打刻(GPS)や顔認証など複数の打刻手段を用意して、勤怠データをクラウドで集約できるツールです。

特徴は、単に打刻できるだけでなく、打刻漏れや残業超過の通知機能に強み。未打刻・残業に対してメッセージ/チャット通知を使い、管理側の「後追い確認」を減らしやすいです。

また、料金は20IDの小規模から始めやすいレンジで、勤怠・休暇・シフトまで一通り揃っています。

原価寄り(ダンドリワークや使えるくらうどのような工事別労務費集計)の使い方ではなく、MOT勤怠管理はあくまで勤怠の正確性を固める製品というイメージで良いでしょう。

勤CON管

引用元:勤CON管公式
こんな企業におすすめ
  • 工事別に工数を出したい
  • 現場移動が多い
  • 36協定を先回り管理
主な用途建設業向け勤怠管理(工事別・作業別の工数管理)
勤怠の管理目的工事/作業ごとの勤怠・工数を正確に把握(締め作業を軽量化)
現場単位での勤怠管理◎(工事・作業単位で入力)
主な打刻方法スマホ/タブレット(工事選択+出退勤入力)※位置情報も取得可
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
※無料トライアルあり(最大10名・1ヶ月)

勤CON管の強みは、工事・作業単位で勤怠時間を入力→そのまま工数として集計できる点です。現場ごとの工数を月末にまとめて算出したり、勤怠データを工事別に按分したり…といった、“締めの計算作業”の工数削減に期待ができます。

また、建設業で課題になりやすい現場移動(移動時間の扱い)や、法令時間・36協定の超過リスクについても、警告・通知で早めに気づける導線があるのが特徴。

「勤怠+工事別工数(出面寄り)まで一気に整えたい」会社に向く一方、打刻端末の多様さなど“勤怠そのもの”を重視する場合は、MOTやTouch On Timeなどの汎用型と比較しつつ、自社に工事別での管理が本当に必要かという軸で検討すると判断しやすいでしょう。

まとめ

建設業の勤怠管理では、汎用型で勤怠だけを整えるか、現場・工事単位まで含めて管理するかで、選ぶべきツールははっきり分かれます。

直行直帰や現場移動が多く、「打刻の正確さ」「法令対応」をまず固めたい場合は、汎用型の勤怠管理アプリで十分対応可能です。一方、勤怠を日報・工数・原価管理とあわせて把握したい場合は、建設業向けに設計された製品のほうが運用に無理が出にくいでしょう。

今回紹介した比較表と各製品の特徴を参考に、トライアルやデモもうまく活用しながら、最適なツールを選んでみてください。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

著者情報

施工管理業務の効率化や建設DX・ペーパーレス化を中心に、建設業における業務改善やデジタル活用について、調査・整理・解説を行っています。国土交通省の公開資料を参照し、制度背景と現場実務のズレが生じやすいポイントを、実務目線で噛み砕いて解説しています。

目次