工事台帳ソフトおすすめ16選【2026最新】料金・機能を比較・無料あり

工事台帳ソフトおすすめ16選【2026最新】料金・機能を比較・無料あり

工事台帳ソフトはさまざまな機能がありますが、実務で問題なく使えるか、また自社にフィットするかは、きちんと比較しなければ分かりません。

現場TECHでは、16製品・30項目以上を調査し、導入後に現場で定着しやすいかという視点で比較しました。

本記事では、調査結果をもとに、工事台帳ソフトを一覧形式で分かりやすくまとめています。自社に合った工事台帳ソフトを選ぶ際の参考にしてください。

本記事で紹介する工事台帳ソフトの選定基準について

本記事では、工事台帳ソフトを客観的に比較するため、30個以上の評価項目を設定し、点数化・重みづけを行ったうえで総合評価しています。評価項目は、工事原価管理業務への対応範囲(基本機能/外部ソフト連携/レポート・分析/セキュリティ・権限管理/その他運用面など)、料金体系、当サイト経由の資料請求数、レビュー評価など。これらに加え、各サービスの公開情報や機能仕様をもとに比較・整理し、総合的な観点から工事台帳ソフトを紹介しています。(調査内容はこちら

目次

はじめに:工事台帳の役割とは?

工事台帳とは、工事ごとの原価や取引内容を記録・集計するための台帳です。

建設業では、工事ごとに工期や進捗が異なり、一般的な企業に比べて売上や原価の管理が複雑になりがちです。そのため、工事台帳の作成・管理には工数がかかりやすく、Excelや手書きでの管理では限界を感じている企業も少なくありません。

また、税務署への対応や経営事項審査(経審)において、工事台帳の提出を求められるケースもあり、実質作成が必須となっています。

このような背景から、工事台帳関連業務にソフトを導入する企業が増えているのです。

工事台帳ソフトは本当に必要なのか?

手書きやExcelでの管理は、作業負荷が高く、入力ミスや管理の煩雑化を招きやすいという課題があります。

建設業界の営業利益率はおよそ4%前後(出典元:日本建設業連合会と言われていますので、現場ごとで採算状況を把握できるかどうかは、利益を左右します。工事別の原価や収支をリアルタイムで確認・更新できる体制づくりの重要度は高いと言えます。

また、慢性的な人手不足が課題として上がる業界でもある為、紙やエクセルでの管理は「長時間の残業」や「ヒューマンエラー」などを引き起こす大きな要因にもなってきます。

自社の利益率を改善する為、大切な社員を守る為にも工事台帳ソフトの導入は必要性が高いです。

工事台帳ソフトを導入する具体的メリット

工事台帳ソフトを導入するメリットは以下の3点です。

  • 数値を打ち込むだけで自動計算
    ⇨工事原価・予算・出来高・粗利などの計算を自動化。手計算やExcel関数ミスを防止。
  • 工事情報の一括管理
    ⇨現場・部署・担当者ごとの統一化。データ・ファイルなどを探す時間を大幅削減。
  • データの自動バックアップ
    ⇨クラウド・システム上に自動バックアップ。「紙をなくす」「エクセルデータが消失」を回避。

工事台帳ソフトは、ネット環境があればデバイスや作業場所を選ばずに利用できます。

その為、現場⇄事務所間を移動することなく工事台帳を記入・共有・管理することが可能になります。

現場TECH編集部

現場TECHでは、エクセル管理で十分という担当者様向けに工事台帳のエクセルテンプレートを用意しております。以下のページで無料ダウンロードいただけます。
工事台帳エクセルテンプレート無料ダウンロード【登録不要】

工事台帳ソフトを選ぶ際のポイント

工事台帳ソフトを選ぶ際のポイント

工事台帳ソフトを選ぶ際にチェックすべきポイント、特に重要な3点を解説します。

【重要】必要な業務を一通りカバーできているかを確認

自社の業務で必要な範囲を一通りカバーできるかを確認しておきましょう。一部の機能が不足していると、結局Excelや別ツールとの併用が必要になり、管理が煩雑になります。

例えば、以下のような観点は最低限チェックしておきたいポイントです。

  • 予算・出来高・支払・発注など、工事管理に必要なデータが網羅されているか
  • 変更契約・追加工事など、イレギュラーな工事内容を適切に管理できるか
  • 見積書・請求書・工事台帳など、帳票の出力形式が自社の運用に合っているか
  • 既存の工程管理・安全書類・原価管理ソフトと無理なく連携できるか
  • 工事ごとの原価や収支を、後から集計・確認できる設計になっているか

機能が部分的に不足していると、「結局この管理だけ別でやっている」「あとから数字を繋ぎ合わせている」といった状態になりやすく、結果としてコストに見合わない運用になってしまうケースもあります。

現場TECH編集部

機能面の相性は、カタログや公式サイトだけでは判断しづらいことも。工事台帳ソフトの中には、無料トライアルやお試し期間を設けているものもあります。可能であれば、実際の工事データを入力し、「このソフトだけで原価管理が完結できるか」という視点で導入を検討してみてください。

「使いやすさ」と「サポート体制」は必要不可欠

工事台帳ソフトは導入して終わりではありません。導入してからが始まりです。

その為、デジタルツールの利用に苦手意識がある年配の従業員でも使いこなせる「画面の見やすさ」「文字の入力のしやすさ」「管理のしやすさ」は重要度高め。

また、工事台帳ソフトを継続利用する為には、丁寧なサポート体制も重要です。

導入支援の有無から定着サポート体制。問い合わせ方法の種類(電話・チャット・メールなど複数の手段があればより良い)やその対応スピードなど工事台帳ソフトの開発会社によって大きく変わります。

現場TECH編集部

「導入したけど現場に馴染めず無駄なコストだけかかった」という状況を回避する為にも「使いやすさ」と「サポート体制」は意識して選定するのがおすすめです。

価格・料金体系を比較する

工事台帳ソフトの料金体系は、月額制か買い切り型の2つが主流。

加えて、初期費用の有無、利用人数・案件数による課金、オプション費用まで含めて、総額を想定する必要があります。

  • 月額制か買い切り型か(長期利用でどちらが有利か)
  • 初期費用や最低契約期間の有無
  • 利用人数・案件数に応じた料金体系
  • レポート、外部ソフト連携など、オプション機能の費用
  • サポート費用が月額料金に含まれているか

例として、上記のようなポイントを確認すると良いでしょう。

工事台帳ソフトおすすめ16選

まずは、工事台帳ソフト16製品を一覧形式でご紹介します。

◾️工事台帳ソフト一覧表

スクロールできます
製品名
サクミル

KAKUSA

使えるくらうど工事台帳V3

ANDPAD

Anymore

AnyONE

施工管理+α

レッツ原価管理Go2

uconnect

JSI 工事台帳 lite

ダンドリワーク

注文分譲クラウドDX

IBEX原価管理・工事台帳

工事原価Pro

らくらく!工事台帳Web版

BUILDY NOTE
月額料金9,800円/30ID要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ(プランによる)15,000円~要問い合わせ19,580円+
端末1台あたり550円
2,750円~
別途、製品代金
7,920円~1375円
15,000円~
要問い合わせ要問い合わせ
別途・製品代金
オンプレミス版・3,750円~
別途、製品代金
クラウド版・14,300円~
新規契約 約7,500円~
契約更新 約2,750円~
要問い合わせ
初期費用0円要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ0円要問い合わせ220,000円製品価格660,000円~0円要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ製品価格38,000円(税抜)要問い合わせ
オンプレミス版製品価格300,000円~
要問い合わせ要問い合わせ
トライアル/デモ◯(2ヶ月間)◯(個別デモ会)◯(1ヶ月間)◯(2週間)◯(2か月間)◯(30日間)要問い合わせ◯(1ヶ月間)△(デモあり・要問い合わせ)要問い合わせ◯(14日間)◯(デモあり/最長6ヶ月)
課金形式(ID/現場/案件など)IDライセンス・オプションシステム構成・ご利用人数プラン・オプションID要問い合わせ端末1台あたり550円製品価格・年間保守料金プラン基本料金・ユーザー数・オプション要問い合わせ基本機能・オプション機能ID要問い合わせユーザーライセンス数ユーザーID
特記事項・月額は基本料金+選択オプション・月額はユーザー数により変動・スマホ端末での契約は、最低10台からの契約年間保守料金33,000円~プランによって月額料金が異なる・年契約16,500円・現場Plus・アーキトレンドZEROと連携可能有償バージョンアップありオンプレミス版・年間保守サービス 45,000円~
クラウドタイプ版・年間利用料171,600円~
新規契約 90,000円~/360日
契約更新 18,000円~/180日
     33,000円~/360日
プラン3種類あり
DXプラン/施工管理プラン/原価管理・受発注プラン
工事台帳作成・管理
案件管理
原価管理
施工管理プランは不可
収支管理
見積ソフト連携
アーキトレンド等
会計ソフト連携
カスタマイズでの対応実績あり

カスタマイズで応相談
工事別収支レポート
権限設定
※2026年1月時点。比較表に不正確な点がある場合には、現場TECH編集部までお問い合わせお願い致します。
※料金は最小プラン選択時。
現場TECH編集部

現場TECHでは、上記の表項目に加えて約30項目を独自調査、調査結果をExcel形式で無料配布しています。比較検討や社内稟議にもそのままご活用いただけます。
16製品比較エクセル資料+おすすめ製品資料 無料ダウンロード

それでは、上記一覧表にて紹介した製品について、以下でより詳しく紹介していきます。気になった製品があった方は、ぜひ詳細も確認して資料ダウンロードやトライアルの利用を検討をしてみてください。

サクミル

引用元:サクミル公式
こんな企業におすすめ
  • 見積・原価・請求を一気通貫で管理したい
  • Excel中心の原価管理から移行を検討している
  • 施工管理(工程、写真・ファイル管理等)もまとめて行えるツールを探している
主な機能見積管理・積算、実行予算管理、原価管理、請求・入金管理、案件管理、日報、写真管理、ファイル管理など
初期費用0円
月額費用9,800円〜
トライアル◯(2ヶ月)
運営会社株式会社プレックス

編集部コメント

サクミルは、見積・積算を起点に、実行予算・原価・請求までを管理できるクラウド型ソフトです。見積内容を原価や請求に連動できるため、二重入力を減らしやすく、案件ごとの収支を把握しながら運用できます。

操作画面はシンプルで、スマートフォンやタブレットの操作に慣れていないユーザーでも扱いやすい設計です。

初期費用0円・月額9,800円~と、導入ハードルが低い点もメリットの一つ。

月額料金内で、工程管理や写真・日報などの基本的な施工管理機能も備えており、原価管理を中心に業務をまとめたい企業に向いています。

自動更新のない2ヶ月間の無料トライアルも用意されているので、うまく活用して自社にフィットするかを確かめてみるのがおすすめです。

KAKUSA

引用元:KAKUSA公式
こんな企業におすすめ
  • 5〜30名規模で、工事原価やお金まわりをまとめて管理したい
  • Excel・手書き管理からシステム化を検討している
  • 操作が簡単で、サポートが手厚いソフトを探している
主な機能工事台帳作成・管理、工事別原価管理、実行予算管理、予算対実績の可視化、見積・請求管理、入金・未収管理、発注・支払管理、日報・出面管理、工事別集計レポートなど
※必要な機能のみ選択可
初期費用要問合せ
月額費用要問合せ
※月額基本料金+選択オプション
トライアル
運営会社アクティブシステム株式会社

編集部コメント

KAKUSAは、小規模事業者向けの工事台帳ソフトです。小規模事業者向けということもあり、オプション設計が細かく、必要な機能のみに絞って利用することができます

「使いやすさ」にこだわった設計により、IT知識が豊富でないユーザーでも直感的に操作できます。クラウドベースのシステムである為、インターネット環境があればどこからでもアクセス可能な点も嬉しいポイントです。

KAKUSAには、見積書・注文書・請負書作成、原価管理、工事日報作成など原価管理の効率化から経営分析まで、原価管理関連のニーズに対応する機能が揃っています。

見積書や請求書の書式を統一できるメリットもあるので、社内での情報共有もスムーズになるでしょう。

料金は、基本ライセンス料金に加えて、必要な機能をオプションとして追加する月額制です。使いたい機能だけを選べるため、小規模事業者でも無理なく導入しやすい料金体系といえます。

参考:KAKUSAの導入事例

社長→原価管理 現場→工事台帳を活用 事務担当はスキル統一と属人化を解消

社長は原価管理で活用しています。注文書/注文請書から一連で管理できるのがうれしい、と言っています。
現場担当者は資材の価格を工事台帳から確認しています。
現在は事務担当者3名でKAKUSAを使って事務業務にあたっています。事務担当者全員が同じ業務をできるようになろうと、事務業務の属人化解消に取り組んでいます。入力内容のWチェックをするので事務担当者のスキルの統一は必要でした。

出典:Excel依存を解消! 日報20分入力と複数人同時入力で事務処理を効率化 事務業務の属人化も解消 株式会社 三和技建 様

使えるくらうど工事台帳V3

9.使えるくらうど工事台帳V3
引用元:使えるくらうど工事台帳V3公式
こんな企業におすすめ
  • 工事台帳・原価管理だけでなく、見積〜請求・日報まで一元管理したい
  • 現場や出先から日報入力・情報確認を行いたい
  • 工事管理と社内業務(スケジュール・ワークフロー)をまとめたい
主な機能工事台帳作成・管理、原価管理、見積管理、売上・請求・入金管理、発注・仕入・支払管理、日報・勤怠管理など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
トライアル
運営会社アサクラソフト株式会社

編集部コメント

アサクラソフト株式会社が提供する使えるくらうど工事台帳V3。工事台帳・原価管理を軸に、見積〜請求・入金、発注・支払、日報・勤怠まで一通りをカバーするオールインワン型の工事管理ソフトです。

日報入力を起点に各データが自動集計。工事台帳や各種帳票に反映されるため、転記作業や集計ミスといった人的トラブルを防ぎやすい設計になっています。

また、グループウェア機能(スケジュール管理・ワークフロー等)も備えており、現場管理+社内管理を1つのシステムでまとめたい企業に向いています。

ただし、機能範囲が広いため、シンプルな工事台帳だけを求める場合にはやや費用対効果が薄く感じてしまう可能性もあります。自社の目的に照らし合わせながら導入を検討しましょう。

ANDPAD

ANDPAD
引用元:ANDPAD公式
こんな企業におすすめ
  • 複数現場・複数部門の情報を一元管理したい
  • 施工管理から原価・請求まで、業務全体を仕組み化したい
  • 中規模以上で、管理業務の標準化・可視化を進めたい
主な機能工事台帳作成・管理、原価・実行予算管理、受発注・請求管理、追加・変更工事管理、工事別収支集計、写真・図面・書類管理、工程・日報管理、モバイル対応、権限・承認フローなど
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
トライアル◯(デモあり)
運営会社株式会社アンドパッド

編集部コメント

ANDPADは、施工管理を起点に、見積・実行予算・原価・請求・入金までを横断的に管理できるプラットフォーム型の製品です。単体の工事台帳ソフトというより、現場管理から経営管理までを含めた基幹システムに近い位置づけといえます。

引合段階から受注後の実行予算、受発注、請求・入金までの情報を一元化し、ダッシュボードで進捗や粗利、見込を可視化できる点が特徴です。業務フローをシステム上で設計できるため、担当者ごとの運用差や抜け漏れを減らしやすい設計になっています。

一方で、機能範囲が広く、導入・運用には一定の設計や社内ルール作りが必要になるため、シンプルな工事台帳管理のみを求める場合はオーバースペックと感じる可能性もあります。自社の要件と照らし合わせ導入を検討しましょう。

Anymore

引用元:Anymore公式
こんな企業におすすめ
  • 実行予算と原価をリアルタイムで把握したい
  • 赤字案件の兆候を早めに検知したい
  • 経営・収支管理を中心にシステム化したい
主な機能見積管理、実行予算管理、原価管理、請求・入金管理、発注管理、案件管理、分析・レポートなど
初期費用0円
月額費用15,000円〜
トライアル◯(1ヶ月)
運営会社Anymore株式会社

編集部コメント

Anymoreは、工事ごとの利益を見える化したい会社におすすめのツールです。実行予算と実績原価を並べて確認できるので、「今この工事、思ったより原価いってない?」と途中で気づける設計になっています。

見積・発注・請求といった前後工程とも連動していて、追加工事や原価の増減があった場合でも、収支への影響を追いやすいのが特徴です。工種別・業者別の分析機能も用意されており、「なぜ赤字になったのか」を振り返ることが可能です。

また、工事原価管理に加え、施工管理関連機能も月額15,000円内で利用可能。※ユーザー数により要見積もり

初期費用は0円で無料トライアルも1ヶ月用意されているので、まずは下記公式HPから使用感を試してみてください。

AnyONE

引用元:AnyONE公式より
こんな企業におすすめ
  • 工事台帳を中心に、工事情報を整理・管理したい
  • Excel運用をベースにしつつ、システム化を進めたい
  • 工務店業務全体を無理なく効率化したい
主な機能工事台帳作成・管理、見積管理、実行予算管理、原価管理、請求・入金管理、工程管理、現場管理など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
トライアル
運営会社エニワン株式会社

編集部コメント

AnyONEは、工事台帳を中心に、工務店業務全体を整理しやすいクラウド型ソフトです。

見積書や工程表、請求・入金情報など、工事に関わる各データを工事台帳へ集約でき、案件ごとの収支や進捗を把握しやすくなります。

実行予算と実績原価を比較できるため、粗利の乖離を把握し、次の案件に改善点を活かすといった使い方もしやすいでしょう。

また、Excel出力や帳票カスタマイズに対応していますので、既存の業務フローを大きく変えずに導入しやすい点も大きなメリットといえます。

施工管理+α

【7】施工管理+α
引用元:施工管理+α公式
こんな企業におすすめ
  • 見積・発注・施工管理をまとめて管理したい
  • 工事台帳作成の手間を減らしたい
  • 現場管理と収支管理を同時に把握したい
主な機能見積管理、実行予算管理、原価・利益管理、請求・発注管理、入出金管理、工程表、写真・図面共有など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
トライアル要問い合わせ
運営会社株式会社ブレイブ

編集部コメント

「施工管理+α」は、建築会社の実務経験をもとに開発された、現場管理から受発注まで対応するオールインワン型の施工管理アプリ。

見積作成時に発注額や利益率を確認しながら予算組みができ、発注先も登録済みの協力業者から選択できるなど、受発注業務を前提とした設計です。

レポート機能では、月別の請求額や請求書枚数に加え、売上額・発注額・利益率・前年同月比といった数値をグラフで確認でき、これらの情報をアプリ内で一括管理できるため、工事台帳作成にかかる手作業を減らしやすい点が特徴です。

また、工程表やタスク管理、写真管理、報告書作成といった現場向け機能も標準搭載。追加オプションなしで施工管理と収支管理をまとめて利用可能です。多機能な分、導入時には自社の業務フローに合わせた運用整理が前提になります。

レッツ原価管理Go2

13.レッツ原価管理Go2
引用元:レッツ原価管理Go公式
こんな企業におすすめ
  • 原価管理・支払管理を正確に行いたい
  • 見積・発注・仕入・支払をExcelで何重にも管理している
  • 工事が長期・高額になりやすく、進行中原価を常に追う必要がある
主な機能見積、実行予算、発注、仕入、原価管理、支払管理、請求・入金管理、集計資料出力、会計ソフト連携など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
トライアル◯(45日間)
運営会社株式会社レッツ

編集部コメント

レッツ原価管理Go2は、見積・実行予算・発注・仕入・原価・請求・入金までを一元管理できる、原価管理特化型のソフトです。工事ごとの収支管理を軸に、現場系と経理事務系の両業務を同じシステム上で扱える点が特徴。

入力画面は納品書や請求書に近い形式で設計されており、複式簿記の知識がなくても扱いやすい点も強み。また、見積→発注→仕入→支払とデータを引き継ぐ「伝票リレー」により、二重入力を減らしながら原価の進捗を把握できます。

原価モニターや豊富な集計資料により、進行中工事の原価状況や支払・入金予定を細かく確認できるため、Excel管理からの置き換えや、原価管理の精度を高めたい企業にもおすすめです。。

uconnect

引用元:uconnect公式
こんな企業におすすめ
  • 工事別の利益を見える化したい
  • 毎月の粗利・資金繰りを早く把握したい小規模事業者
  • 基幹システムほどの重さ・コストは求めていない
主な機能工事台帳自動作成、売上・原価管理、実行予算管理、粗利管理、請求・入金管理、帳票出力、会計ソフト連携など
初期費用7,920円〜
月額費用0円
トライアル◯(30日間)
運営会社株式会社unlimited

編集部コメント

uconnectは、粗利管理に特化したクラウド型ソフトで、売上と原価を入力するだけで工事台帳が自動作成することができます。

月別・科目別・業者別の原価集計や、売掛・買掛、入出金台帳の出力まで一通り対応しており、「まずは工事台帳と粗利管理をツールで」という段階の会社に向いています。

料金体系が明確で、初期費用なし・月額1万円前後から始められる点も導入のハードルを下げています。

IT導入補助金の対象ツールとなっており、条件を満たせば2年分のクラウド利用料に対して補助を受けられるケースもあります。初期コストを抑えて導入したい場合は、「無料トライアル → 補助金活用」の流れを検討するのも一つの選択肢です。

※補助金の適用可否や補助率は事業規模・年度により異なります。最新の情報は、デジタル化・AI 導入補助金公式サイトでもご確認ください。

JSI 工事台帳 lite

引用元:JSI 工事台帳 lite公式
こんな企業におすすめ
  • 弥生会計導入済みで、工事台帳だけを効率化したい
  • 経審・税務対応用に、工事台帳と集計資料をきちんと揃えたい
主な機能工事台帳作成、弥生会計連動(未成工事支出金取込)、原価管理、請求・入金管理、科目別集計、工事経歴書作成、Excel出力など
初期費用0円
月額費用※年額16,500円
トライアル
運営会社株式会社JSI

編集部コメント

JSI工事台帳liteは、弥生会計と連動して工事台帳を作ることに特化したシンプルな工事台帳ソフトです。

未成工事支出金や原価データを弥生会計から取り込めるため、工事台帳のための二重入力を最小限に抑えられます。

施工管理や工程管理などの機能は持たず、その分、操作は分かりやすく、価格も抑えめ。「現場管理は別ツールで、工事台帳と原価集計だけはちゃんとしたい」という会社には、過不足のない選択肢です。

必要最低限に割り切った設計なので、多機能施工管理ツールが合わなかった企業の受け皿としても使いやすいでしょう。

ダンドリワーク

引用元:ダンドリワーク公式
こんな企業におすすめ
  • 協力会社との受発注・原価管理をまとめたい
  • 住宅・リフォームを主軸にしている
  • 現場写真や工程管理も行いたい
主な機能施工管理、工程表、受発注管理、原価・粗利管理、現場写真管理、報告書作成、入退場管理、電子契約連携など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
トライアル
運営会社株式会社ダンドリワーク

編集部コメント

ダンドリワークは、住宅建築特化の施工管理アプリで、現場管理と原価・粗利管理をまとめて扱える点が特徴です。

受発注機能を使うことで、協力会社との注文書・請書のやり取りがそのまま原価計算に反映され、契約金額を入力するだけで利益率を把握できます。

工事前後の粗利率は一覧で確認。「どこで想定とズレたのか」の振り返りを簡単に行うことができます。

また、写真管理・工程表・検査・入退場管理など、施工管理全般もカバーしています。施工管理を軸に、原価・粗利管理も行いたい住宅系の会社に特におすすめの製品です。

注文分譲クラウドDX

引用元:注文分譲クラウドDX公式
こんな企業におすすめ
  • 予実管理を強化し、経営判断の精度を上げたい
  • CAD・施工管理と連携したDXを本格的に進めたい(「アーキトレンドZERO」「現場Plus」)
主な機能見積・実行予算、受発注管理、予実管理、原価・利益管理、電子承認、工程・写真・図面管理、分譲・注文一元管理など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
トライアル要問い合わせ
運営会社株式会社ダイテック

編集部コメント

株式会社ダイテックの注文分譲クラウドDX。住宅会社の業務全体を一本の流れで管理することを目的に設計されたクラウド基幹システム。

機能面では、見積・実行予算・受発注・原価・予実管理までをカバーしています。

同じく株式会社ダイテックの製品である「アーキトレンドZERO」との積算連携や、「現場Plus」との情報共有を前提とした設計です。

設計・積算・現場・管理が分断されがちな住宅・リフォーム事業。部門間の連携強化に期待できます。

また、電子受発注・電子承認といった機能も充実。ペーパーレス化や、テレワーク対応など、住宅会社の働き方を見直したい会社にも適しています。

単なる工事原価管理業務の効率化ツールというより、住宅事業の運営全体を仕組み化したい会社向けの製品という位置付けです。

IBEX原価管理・工事台帳

11.IBEX原価管理・工事台帳:株式会社日本デジタル研究所
引用元:IBEX公式
こんな企業におすすめ
  • 会計(JDL IBEX会計/出納帳)と一緒に運用して、原価〜仕訳まで一本化したい
  • 現場別の原価・利益を継続的に追いたい(工種別まで見たい)
主な機能原価管理、工事台帳、工事別原価明細、実行予算管理、請求・入金管理、見積作成、インボイス対応、会計ソフト連携など
初期費用買い切り:41,800円
月額費用-(買い切り型)
トライアル
運営会社株式会社日本デジタル研究所(JDL)

編集部コメント

IBEX原価管理・工事台帳は、工事別・プロジェクト別の原価と利益を、正確かつ丁寧に管理したい企業向けの原価管理ソフトです。

建設業向けの工事台帳はもちろん、製造業やサービス業のプロジェクト管理にも対応しており、「業種を限定しない個別原価管理」ができる点が大きな特徴です。

操作画面は非常にシンプルで、取引区分や税区分はガイダンスに従って入力するだけ。原価明細表・工事台帳・実行予算比較表などの管理資料が自動作成されるため、Excelや手書き管理からの置き換えもスムーズです。

また、インボイス制度に正式対応しており、免税事業者の区分管理や適格請求書の発行、税区分の自動判定までカバー。JDL IBEX会計・出納帳との連携により、原価管理から会計処理までを一本の流れで処理できる点は、他製品と比べても強みといえます。

工事原価Pro

12.工事原価Pro
引用元:工事原価Pro公式
こんな企業におすすめ
  • 見積〜発注〜支払まで原価軸でしっかり管理したい
  • 出来高請求・追加工事・支払査定が日常的に発生する会社
  • 弥生会計・PCA会計など既存会計を変えずに原価管理を強化したい
主な機能見積(最大7階層)、実行予算(7階層)、受注、発注、仕入、支払査定、支払管理、入金管理、工事台帳、原価管理帳票、出来高請求、工事一式請求、作業日報(工数管理)、労務費配賦、間接費配賦、在庫管理など
初期費用オンプレミス版:300,000円〜/クラウド版は要問い合わせ
月額費用※クラウド版:年額 171,600円〜/ユーザー数により変動
トライアル
運営会社株式会社アイ・ジェイ・エス

編集部コメント

工事原価Proは、見積(最大7階層)から実行予算、発注・仕入・支払査定・入金管理までが連動、工事に関連する数字が即座に見えるのが最大の強み。

出来高請求や追加・変更工事、支払消込といった業界で頻出する面倒な処理にも対応しています。

また、作業日報(工数管理)や労務費・間接費の配賦までカバーしているため、工事ごとの利益を把握したい会社には相性が良いでしょう。

オンプレミス版・クラウド版の両対応。既存の業務フローを大きく変えずに導入できる点も、大きなメリットと言えます。

らくらく!工事台帳Web版

こんな企業におすすめ
  • 工事別の原価・入金状況を、とにかくシンプルに把握したい
  • 多機能すぎるシステムは避けたい少人数〜中小企業
主な機能工事台帳作成、原価入力、請求管理、入金管理、未収金管理、原価集計、帳票出力など
初期費用0円
月額費用※年間契約(例:1ユーザー 90,000円 / 年)
トライアル◯(14日間)
運営会社株式会社ウィズ

編集部コメント

らくらく!工事台帳Web版は、小規模事業者向けのシンプルな工事台帳システムです。

原価入力・請求・入金を積み上げていくだけで、工事台帳・原価明細・未収金一覧などの帳票が自動生成されます。工事ごとの状況をまとめるために、毎回Excelを加工しているような現場には相性が良いでしょう。

また、社長・工事部長・経理といった立場の違う人が同じ画面・同じ帳票を見る前提で作られている点も特徴。数字の食い違いや「誰の資料が正しいか分からない」といった混乱を減らせます。

14日間の無料体験で、本番と同じ機能・帳票を触れるため、「自社の運用に合うか」を事前に確認しやすいのも安心材料です。高機能よりも、迷わず使える工事台帳ソフトを探している方におすすめです。

BUILDY NOTE

引用元:BUILDY NOTE公式より
こんな企業におすすめ
  • 案件・顧客・現場情報がツールやExcelに分散している
  • 受発注・請求と原価管理を同じ流れで管理したい
主な機能仕事台帳・顧客台帳、受発注、原価管理、実行予算、請求・入金管理、承認フローなど
初期費用要問い合わせ
規模により変動
月額費用要問い合わせ
トライアル◯(デモ画面あり・最大半年)
運営会社株式会社フィックス

編集部コメント

BUILDY NOTEは、工事台帳作成ツールというより、案件と顧客を軸に、現場・原価・お金の情報をまとめて管理できるオールインワンツールです。

仕事台帳・顧客台帳を中心に、工程表、ファイル、受発注、原価、請求・入金が紐づくため、工事ごとのデータ管理が楽になります。また、発注や請求の入力内容が原価管理に連動するため、原価管理のためだけの別入力は発生しにくい設計です。

また、承認フローや権限設定を柔軟に設定でき、既存の社内ルールを大きく変えずに運用できる点も特徴のひとつです。Excel管理からの移行を想定したデータ取り込み機能も用意されています。

導入後の運用サポートやカスタマイズも充実しており、業務に合わせた使い方ができます。

まとめ

本記事では、工事台帳ソフトの中から厳選した16製品と、導入するメリットや選び方のポイントを解説しました。

工事台帳ソフトを導入することで、これまでExcelや手書きで行っていた工事管理の手間を減らし、日々の業務をよりシンプルに整理できます。また、入力ミスや集計漏れといった人為的なミスを抑えやすくなる点も大きな利点です。

会社の規模や業務フローによって、適したツールは異なります。ぜひ本記事を参考に、自社に合った工事台帳ソフトを選び、業務効率の向上につなげてみてください。

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著者情報

施工管理業務の効率化や建設DX・ペーパーレス化を中心に、建設業における業務改善やデジタル活用について、調査・整理・解説を行っています。国土交通省の公開資料を参照し、制度背景と現場実務のズレが生じやすいポイントを、実務目線で噛み砕いて解説しています。

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